1. TMによるビジネスの効果
超越すること──ビジネスのための最高の投資
従業員は会社の最も重要な資産だと多くの経営者が気づき始め、資産を増やすための投資として超越瞑想を活用する会社が増えています。
会社の成功は、経営者と従業員という二つの要因によって決まります。
経営者の質の違いは主に脳に依存しています
1.経営者

凡庸な経営者と優れた経営者との違いは何でしょうか?
一つの興味深い研究によると、その違いは主に脳にあります。脳の効率性を測定するテストの結果、優れた経営者たちは、凡庸な経営者たちよりもはるかに高い点数を得ています。効率的な脳機能は、創造性、計画性、感情の安定性など、脳の特定の能力と関係してるため、これは当然のことと言えるでしょう。これと同様の違いが、平均的な運動選手と世界のトップレベルの運動選手との間にも認められました。その違いは、彼らの脳にあるということです。

超越瞑想は、これまでに研究が行われた多くの手法のなかで、最も効果的に脳機能を向上させる手法であるといえます(「TMによる知能の効果」参照)。
このことは、短期のTM実践者のグループや長期のTM実践者のグループと、TMをしていない対照グループの脳の効率性を比較した同様の研究によって証明されています。
超越瞑想による脳機能の向上については、これまでに30件以上の研究が発表されています。また、脳機能の向上に伴って、人生の様々な領域が同時に改善されることが、いくつかの調査によって明らかになっています( 次の項目の科学的調査を参照してください)。
2.従業員
研究によると、従業員たちが勤務時間内に1日2回20分ずつ超越瞑想を行うと、その分だけ仕事の時間が減るにも関わらず、生産性が向上することが分かっています。その他にも、創造性の増大、コミュニケーションの向上、ストレスの軽減、職場の人間関係の改善、仕事に対する満足度の向上、病欠の減少、転職願望の減少といった結果が得られています(次の項目の科学的調査を参照してください)。
次のグラフは、超越瞑想を導入した会社に起こる興味深い現象を示しています。調査の対象となったのは、アメリカの中ぐらいの規模の化学工場です。グラフを見ると、TMテクニックを習った従業員が増えるにつれて、生産性が向上し、病欠が減っているのが分かります。

これは観察に基づく研究でしたが、こうした結果が超越瞑想によって得られたことは誰にとっても明らかでした。
世界中のますます多くのビジネスマンが、TMテクニックを取り入れ始めています。どの会社も資産を増やしたいと思っているからです。
トップの経営者がTMについて語る
小河 二郎 株式会社 益田ドライビングスクール代表取締役会長
「日本には、もともと座禅というものがありますが、そのような精神修養は人として一番しなくてはならないことだと思っていました。ただ、それは厳しいもので一般的ではありません。ですから超越瞑想が誰もが簡単に行えるテクニックであると聞いたとき、迷わず、全社員で学ぶことにしました。その後、社員の人相が柔らかく、柔和になっているのを見て、これは瞑想の効果だと実感しました。意識の内面の変化が表情に現れていたのです。これは本当に凄いことです。」
レイ・ダリオ ブリッジウォーター・アソシエーツ社・社長
「超越瞑想を始めた瞬間からその違いに気づきました。瞑想するとすぐに、深くリラックスし、ストレスが消えていきます。瞑想後は気分が爽快になり、心が安定して、その感覚が一日中続きます。20分間の投資でとても大きな利益が返ってきます。強調したいのは、超越瞑想は生活をより良くするための実際的なツールだということです。宗教や信仰とは全く関係ありません。私は35年前に瞑想を始めましたが、これまで成功させたどのプロジェクトにおいても、超越瞑想はなくてはならない重要な役割を果たしてきました。」
2. 科学的調査
産業労働者の不安の減少

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想を学んだ労働者は、対照の労働者と比較して、不安が減少したことが分かりました。
管理職と従業員の生理面の落ち着きの増大

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、休息中および課題遂行中に測定される生理面の落ち着きが増していることが分かりました。
職場での緊張の減少

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、職場での緊張が減少していることが分かりました。
ビジネスと産業

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、業務関連の7つの尺度で評価される職務の首尾一貫性が向上していることが分かりました。
同僚との人間関係の改善

超越瞑想の指導を受けた従業員は、対照グループの従業員と比較して、同僚との人間関係が改善していることが分かりました。
上司との人間関係の改善

超越瞑想の指導を受けた従業員42人を対象とした研究で、これらの従業員は対照グループの従業員と比較して、上司との人間関係が改善していることが分かりました。
職場および私生活での人間関係の改善

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、職場および私生活における人間関係が改善していることが分かりました。
職業生活と私生活における充実感の増大

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、職業生活と私生活における充実感が増していることが分かりました。
管理職と従業員の仕事に対する満足度の向上

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、職業生活での充実感が増していることが分かりました。
仕事に対する満足度の向上

超越瞑想の指導を受けた40人の従業員を対象とした研究で、被験者は対照グループと比較して、仕事に対する満足度がより大きいことが分かりました。
従業員のリーダーシップの質の改善

超越瞑想の指導を受けた食品関連企業の従業員は、4カ月後、このプログラムを学んでいない従業員からなる対照グループと比較して、リーダーシップ能力の尺度で有意な向上を示しました。
組織に対する貢献度の向上

医療機器メーカーの管理職を対象とした3カ月間の追跡調査で、超越瞑想の指導を受けた管理職は、対照グループと比較して、組織に対する貢献度の向上を示しました。ここでの貢献度とは、生産性の向上、リーダーシップ行動の向上、職場での人間関係の改善、活力の増大、精神的健康の改善、仕事に対する満足度の向上、怒りの減少を観察した複合的指標のことです。
転職願望の減少

超越瞑想の指導を受けた42人の従業員を対象とした研究で、被験者は対照グループと比較して転職願望が少ないことが分かりました。
従業員の効率性の向上

自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、効率性が向上していることが分かりました。
仕事の業績の向上

超越瞑想の指導を受けた42人の従業員を対象とした研究で、被験者は対照グループと比較して、仕事の業績が向上していることが分かりました。
管理職の行動面の健康度の向上

医療機器の製造会社の管理職のグループが、超越瞑想プログラムを学んで3カ月後、同じ会社の対照グループと比較して、行動面の健康の度合いが向上しました。健康の度合いの向上は、規則的な運動・食事・睡眠の習慣およびアルコール消費量を尺度として測定されました。
政府機関職員の抑うつの長期的減少

政府機関職員を対象とした長期にわたる測定の結果、超越瞑想を学んだ職員は、ストレス管理の教育プログラムに参加した対照の職員と比較して、3年後の測定でも継続的に抑うつの有意な減少を示しました。
警備が厳重な政府プロジェクトに従事する職員の抑うつの減少

警備が厳重な政府機関に勤務して高いストレスにさらされている職員のうち、超越瞑想を学んだ職員は、ストレス管理の教育プログラムに参加した対照グループの職員と比較して、抑うつの減少を示しました。
産業労働者の衝動性の減少

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想の指導を受けた427人の従業員のグループは、308人の対照グループと比較して、衝動性が減少したことが分かりました。
産業労働者の情緒不安定の緩和

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想の指導を受けた427人の従業員のグループは、同じ職場の308人の対照グループと比較して、情緒不安定が緩和したことがわかりました。
産業労働者の夜間睡眠の改善

日本の産業医学総合研究所が行った大規模な研究では、超越瞑想を学んだ427人の従業員は、同じ職場の対照グループ308人と比較して、夜の睡眠をとるときに眠りにつくのがより容易になったことが分かりました。
管理職と従業員の睡眠の質の改善

自動車産業の管理職および従業員を対象とした研究で、超越瞑想の規則的な実習を始めた従業員は、同じ職場の対照グループと比較して、睡眠の質が有意に改善しました(p<.0025)。最も顕著な効果を示したのはTMの実習を規則的に続けた従業員でした。
管理職のストレスの減少

医療機器メーカーの管理職を対象とした3カ月間の追跡調査によって、超越瞑想を学んだ管理職は、対照グループと比較して、知覚されるストレスの標準尺度で有意な減少を示しました。この尺度は、個人が人生で遭遇する状況を、どのくらい「手に負えない」「荷が重い」「予測できない」と感じているかを測定するために使用されます。
政府機関職員の不安の減少

超越瞑想を学んだ警戒厳重な政府機関の職員は、ストレス管理の教育プログラムに参加した対照グループの職員と比較して、不安が減少しました。
政府機関職員の不安の長期的減少

超越瞑想を学んだ政府機関職員が3年後に再度検査を受けた結果、ストレス管理の教育プログラムに参加した対照グループの職員と比較して、不安の減少が長期にわたって続いていることが分かりました。
管理職の精神的健康の改善

標準化された質問表に基づき精神的健康を調査する研究で、超越瞑想の指導を受けた管理職は、3カ月の調査期間中、対照グループと比較して有意な改善を示しました。
工場労働者の自発的な禁煙

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想を学んだ427人の従業員のグループは、同じ職場の308人の従業員からなる対照グループと比較して、喫煙をやめた従業員の人数が多かったことが分かりました。被験者に喫煙をやめさせることがこの研究の目的ではなかったのですが、副次的効果として被験者が自発的に喫煙をやめたことが注目されました。
管理職と従業員のタバコおよびアルコール消費量の減少

米国の自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、タバコ消費量とアルコール消費量がより少ないことが分かりました。タバコおよびアルコール消費量の減少がこの研究の目的ではなかったのですが、副次的効果としてそれらの消費量が減少したことが注目されました。
管理職と工場労働者の全般的健康の改善

自動車産業の管理職およびその他の従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、健康が改善していることが分かりました。被験者の健康状態は、肉体的・精神的健康の自己報告および病状の訴えの深刻度と頻度に基づいて測定されました。
日本の工場労働者の健康の改善

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想を学んだ427人の従業員のグループは、それを3カ月実践した後、同じ会社の従業員の対照グループと比較して、身体愁訴が少なくなっていることが分かりました。
管理職の活力の増大

超越瞑想の指導を受けた医療機器メーカーの管理職は、対照グループと比較して、身体的活力の標準尺度で活力の有意な増大を示しました。測定の結果、TMを学んだ被験者は活力レベルが増大し、疲労が減少していました。
管理者の健康の改善

超越瞑想の指導を受けた管理職は、3カ月の調査期間中、対照グループと比較して、胸痛や頭痛などストレス関連の身体症状の標準尺度で有意な減少を示しました。
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職場での成功の増大

社会復帰が困難である退役軍人のグループのうち、超越瞑想を学んだ人々は、社会復帰センターで他の種類の治療を受けた人々と比較して、雇用を維持する能力が有意に向上していることが分かりました。