公共機関や企業での導入事例

世界中の公共機関や企業で超越瞑想が活用され、その有効性を調査する研究が行われてきました。そうした公共機関や企業における超越瞑想の導入例をご紹介します。

医療機関

米国のワイルコーネル病院、ブリガム&ウィメンズ病院、デューク大学病院、ロードアイランド病院、ミリアム病院、聖ルカ病院

2020年4月から、コロナの最前線で働く人々の燃え尽きを防ぐために、病院で働く医師や看護師に超越瞑想を提供するプロジェクトが始まりました。その結果、超越瞑想を学んだ医療従事者たちに、感情的な疲労、燃え尽きの尺度、不眠症の改善が見られたことが研究によって示されています。研究結果はこちら

デューク大学医療センターのパティ・J・リー医師はこう話していました。
「私は重症患者を担当する医師です。長年にわたり他の瞑想を行ってきましたが、超越瞑想は私の人生に大きな変化をもたらしてくれました。周囲の混乱に惑わされることなく、集中力、エネルギー、内面のバランスを高めることができます。」

超越瞑想を学んだ医師や看護師のインタビュー
医療従事者を対象とした超越瞑想の研究結果

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米国サンフランシスコの総合ガンセンター

サンフランシスコの総合ガンセンターは、2009年から、従業員全員に超越瞑想を学ぶ機会を提供し始めました。それ以来、治療に携わる医師やスタッフの間でも笑顔が当たり前になり、病院全体の雰囲気が格段に良くなったと院長のラヴィ・パテル医師は話しています。

「TMを習った人達は、調和が増して、意思の疎通がとりやすくなるので、一緒に働くのが楽なのです。誰でもこの病院にくると、みんなが幸せであることに気づくでしょう。患者さんが幸せで、スタッフも幸せです。TMは私達にとって実用的なものです。なぜなら、とても自然に、よりよい看護ができるようになるからです。──ラヴィ・パテル院長」

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公的機関

ニューヨーク市家族司法省センター

ニューヨークの家族司法省センターは、デヴィット・リンチ財団と連携して、家庭内暴力を受ける女性や子供たちに、無料で超越瞑想のコースを提供しています。

家庭内暴力と闘うニューヨーク市長執務室長官ヨランダ・ヒメネス氏は、こう話していました。「私は、カウンセリングを受けに来る人や、私のスタッフと一緒に超越瞑想を学びました。そして、家庭内暴力の犠牲となった女性や、その子供達の人生が大きく変わるのを目の当たりにしました。超越瞑想は、そうした人々の心の傷を癒す強力な手法です。」

ニューヨーク家族司法省センターで超越瞑想を学んだ母親と息子の動画

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軍隊

米国の退役軍人局と連携した退役軍人への指導

2010年から、米国の退役軍人局と連携してPTSD(トラウマ性のストレス)を抱える退役軍人に超越瞑想を教えるプロジェクトが始まりました。その結果、イラク戦争の帰還兵を対象にした調査では、超越瞑想を始めてわずか8週間でPTSDやうつの症状が50%減少したことがわかっています。

こうした超越瞑想の研究のために、アメリカ国防総省は240万ドルの助成金を交付しています。そうした助成金を利用して、PTSDを抱える軍人たちが超越瞑想を学び、その効果を調べる研究が行われてきました。

アメリカ海兵隊のポール・スワンソン中佐は、こう話しています。「超越瞑想は、心に傷を負った軍人を助ける効果があると思います。なぜなら、人生の表現的な領域で何が起こったとしても、瞑想は、そうしたすべての雑音、すべての嵐を鎮めることができるからです。瞑想によって心の安らぎを感じますが、それは私たちの内にある、本当の自分自身を見つけることにつながります。それが、瞑想によって私たちが得るものです。」

CNNで報道されたTMを学ぶ退役軍人のニュース
TMを学んだ米国の海兵隊のインタビュー動画

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ウクライナの軍隊

2015年、ウクライナの国防大臣は、兵士たちが心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対処できるように、軍隊に超越瞑想を導入する契約書にサインしました。

超越瞑想を学んだ30人の兵士を対照グループと比較した予備研究は良好な結果を示し、そうした瞑想する兵士たちを紹介した以下のビデオが制作されました。

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南米エクアドルの軍隊

2010年、南米のエクアドルの軍隊で、600名の若い兵士たちが軍事訓練の一環として超越瞑想を学びました。その結果、兵士たちはストレスにうまく対処できるようになり、仕事の質や人間関係に改善が見られました。

その後、陸軍士官学校や公立学校で超越瞑想が採用され、これまでに2万2千575人の士官候補生、警察官、学生が超越瞑想を学んでいます。エクアドルの軍隊が超越瞑想を採用したことをきっかけに、南米のベネズエラやブラジルでも軍隊や警察で超越瞑想が採用されるようになりました。

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アフリカのモザンビーク共和国の政府・軍隊・警察

アフリカ諸国のなかで奇跡的な発展を遂げたことで知られるモザンビーク共和国は、1992年に政府、軍隊、警察で超越瞑想を導入しました。

各都市に駐屯していた1万5,000人の軍人が超越瞑想を始めると、政情は安定し、干ばつは収まり、その後10年間で、年平均マイナス0.1%だった経済成長率が7%にまで上昇しました。こうした驚くべき経済発展は「モザンビークの奇跡」と呼ばれています。

超越瞑想の導入を決定した当時の大統領ジョアキン・シサノ氏は、こう話していました。「最初に私と妻が超越瞑想を学び、それを家族や親戚のみんなに紹介しました。その次に、大臣とその婦人たちも瞑想を始めました。超越瞑想は、心に平和を体にリラクゼーションを与えてくれると私はみんなに話しました。みんなが瞑想を始めてこれらの効果を経験した後で、私はさらに、多くの人たちが超越瞑想を行えば社会に調和が生み出されることや、天候さえも改善されると説明しました。そして、実際にその通りになったのです。」

シサノ元大統領は、母国に平和と発展を実現した政治家として国際社会でも高く評価され、引退後の2007年には、アフリカの優れた指導者へ贈られる「モ・イブラヒム賞」を受賞しています。

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刑務所

米国オレゴン州刑務所

2009年、オレゴン刑務所は超越瞑想を導入し、その効果を調べる研究が行われました。過去にマサチューセッツ州ウォルポール刑務所、カリフォルニア州フォルサム刑務所やサン・クエティン刑務所で行われた研究によると、超越瞑想を学んだ受刑者は、学ばなかった受刑者と比べて、暴力や違反行為が大幅に減少し、再犯率が33.43%減少することがわかっています。

オレゴン刑務所のガリー・キルマー所長は次のように話していました。「TMを学んだ受刑者は以前よりも健康的になり、落ち着きが増し、刑務所内で起きる様々な状況に反発することが少なくなりました。TMを行うと思慮深くなり、よく考えて行動するようになりますから、問題を起こさずに刑期を終えて、スムーズに社会復帰できるようになります。」

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コロンビアの青少年の矯正施設

1980年代半ばに、カトリック教のガブリエル・メヒア神父は、通りで暮らす「見捨てられた子供たち」を救うためにメデリンで最初の養護施設・矯正施設を開きました。その数年後に彼は超越瞑想と出会い、この瞑想法が通りで暮らす子供たちの深刻なストレスを取り除くと考え、子供たちに瞑想を学ぶ機会を提供し始めました。

瞑想を学んだ子供たちは、通りの生活で耐えてきた苦しみから解放され、ドラッグ中毒から立ち直り、教育を受け始めるとガブリエル神父は話しています。「犯罪や虐待された状況の中で、攻撃的になっていた子供たちが、朝と夕方に瞑想を実習するときに変わります。目を閉じて瞑想するとき、彼らは自分自身の本質を発見するのです。それは愛です。私は超越瞑想を学んだ数千人の子供たちを見てきましたが、どの子の場合も、その変化は素晴らしいものです。」

現在、ガブリエル神父はコロンビア政府から要請を受けて、青少年の矯正教育を行う施設をコロンビア全土で52カ所運営し、4,000人の子供たちの世話をしています。こうした活動が認められ、2018年にガブリエル神父は、子供のためのノーベル賞と言われる「世界の子供賞」を、スェーデンの王宮でシルビア女王から授与されました。

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カリブ海のドミニカ国の刑務所

人口あたりの投獄率が最も高い国の一つであるカリブ海のドミニカ国では、刑務所の受刑者に超越瞑想を提供しています。

以下のドミニカのニュース番組(英語)では、受刑者達が超越瞑想を学んで、どのようなことが起こったかについて話していました。

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警察

ブラジルの首都リオデジャネイロの警察官

2015年、ブラジルのリオデジャネイロの警察は、オリンピックに向けて警備体制を強化するために、400人の選り抜きの警察官に超越瞑想のコースを提供しました。

リオの憲兵隊参謀長ロブソン・ロドリゲス大佐は、フォルハ・デ・サンパウロ紙のなかで、「警察官のストレスが減れば、警備中に的確な判断を下すことができ、発砲することも減るでしょう」と語っていました。

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企業

米国ブリッジウォーター社

コネチカット州に拠点を置く世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター社は、社員研修の一環として、400人の従業員に超越瞑想のコースを提供しています。

創業者のレイ・ダリオ氏は、2008年のリーマンショックを予見したことで、ブリッジウォーター社は比較的良好な成績で乗り切り、大きな注目を集めました。彼は20歳で超越瞑想を学び、自分でビジネスを立ち上げて、一代で富を築き上げた億万長者であり、自分の成功の要因は瞑想にあると考えています。その理由は、20分の瞑想によって何時間分もの睡眠不足が解消され、物事に対する考え方が変わり、集中力や創造性が増すからだと話していました。

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米国シカゴのハルポ・スタジオ

アメリカで有名な司会者オプラ・ウィンフリーは、2012年に超越瞑想を学んだ後、自身が経営するハルポ・スタジオの従業員400名に超越瞑想を学ぶコースを提供しました。そのときのことを彼女は次のように話しています。

「私の会社では、TMを学びたいと希望した人全員に、TMを教えました。その結果は、驚くべきものでした。多くの人が、よく眠れるようになった、家族や同僚との関係が改善したと語っています。偏頭痛がなくなったという人もいます。あらゆる面で、社内の生産性や創造性が高まりました。」

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米国ニューヨークのリンジー・アデルマン・スタジオ

一流のデザイン・スタジオである「リンジー・アデルマン・スタジオ」では、2015年に、25人の従業員が超越瞑想を学びました。「従業員は仕事に満足しており、定着率も非常に高い」と人事担当のメアリー・サベルは話しています。

スタジオの創設者リンジー・アデルマンはこう話していました。「瞑想を行うようになってから、人々の間で障害はあまり話題に上らなくなり、どれだけ多くの解決策を見つけることができるかを考えるようになりました。……人々は自分らしくなり、より幸せを感じています。TMは、クリエイティブな人間であるために、とても役立つものです。人生を楽しむための秘密の扉です。」

米国メリーランド州タワーカンパニー

タワーカンパニーのアブラムソン社長は、1990年代から福利厚生の一部として無料の超越瞑想のクラスを提供しています。彼は次のように話していました。

「当社の従業員はより明るく、より生き生きしています。超越瞑想は、否定的な影響を受けずに、もっと成功できるようになるための手法です。これまでは『倒れるまで働く』ことが模範とされてきました。それが自分の価値を証明する方法だったのです。しかし、アメリカ人を見わたすと、非常に多くの人々が高血圧になっています。私たちの生理は、高いストレスを受けながら活動するようには設計されていないのです。」

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オーストラリアのオリバーズ・リアル・フード社

オリバーズ・リアル・フード社では、社員一人ひとりの個性を大切にしながら、まとまりと協調性を高める方法として、超越瞑想を導入しました。

業務部長のアマンダ氏は、「超越瞑想をしているチームメイトの間では争いごとがずっと少なくなり、助け合って働くことがとても容易になっています。現在私たちのチームの17%が瞑想をしているのですが、そのおかげで職場に良い雰囲気が生み出されています。」と話していました。

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