喫煙

1. TMによる喫煙に対しての効果

超越すること──自然に煙草がやめられる

4,000人を対象にした12件の調査の結論:他の方法でタバコを止めれなかった人も、TMなら止められる

タバコを止めるのは、非常に難しいものです。タバコへの依存は心と体に深く根差しているため、表面的なレベルだけを変えようとする通常の禁煙では、なかなか効果が得られません。

タバコが欲しくなるのは、結局はストレスが原因です。そして、ストレスが生じるのは、自分に課された要求に対処できないときです。うまく対処できないと不安を感じ、自分なりのやり方でその不安を軽くしようとします。

例えば、タバコ、お酒、食べ物、薬物、コーヒーをとったり、テレビを見て気をまぎらわそうとします。しかし、こうした方法で生活のストレスを減らそうとするのは、近視眼的で不適応な試みです。なぜなら、それらの方法は、物事に対処する能力を少しも高めることはなく、実際には、その人の適応力や能率を低下させていくからです。

その結果、さらに物事に対処できなくなり、ますますタバコ・お酒・食べ物などでストレスをまぎらわそうとします。そのために、対処能力がいっそう低下して、さらにまた自分流のやり方にしがみつくという、ストレスの悪循環に陥ってしまうのです。

超越するとき、人々はこのようなストレスの悪循環を断ち切ることができます。TMによって深い休息が得られるとき、根深いストレスが取り除かれ、同時に心は大きな満足を体験します。

その結果として、ストレスをまぎらわすために、食べ物、テレビ、お酒、タバコ、コーヒー、薬物に頼る必要がなくなってくるのです。タバコを吸いたいという欲求が自然に消えていき、禁煙しようとする努力さえ必要なくなるのです。

禁煙:科学的な研究

禁煙に対するTMの効果に関しては、過去40年間にわたって4,000人を対象にした12件の調査が行われてきました。

科学者たちは、TMに関する信頼できる研究結果を得るために、12件の研究から得られたTMの効果の平均値と、115件の研究から得られた他の方法の効果の平均値とを比較しました。

TMには他の方法の2倍から8倍の効果があります
Alcoholism Treatment Quarterly 11:13-87,1994

TM以外の方法は、次の5つのカテゴリーに分類されました。
・予防教育(人々に喫煙の危険性を教える)
・自助努力のための本やパンフレット
・カウンセリング
・タバコの代用製品(チューインガムやパッチ)
・代替療法(鍼、催眠、他の瞑想、リラクセーションなど)

これらの方法の効果と比較すると、超越瞑想は2倍から8倍も効果があることが分かりました(p = .0006)。
(p値については、「p値とは?」を参照してください)

TMを長く行うほど、タバコを吸いたいという欲求がなくなります

アルコールやドラッグへの依存症と同様に、タバコの依存症についても数件の調査が行われ、TMを行っている人たちの体験が確認されました。
それによると、TMを長く続けている人たちほど、タバコを吸う必要を感じていないことが分かります。

Drug abuse: Proceedings of the International Conference, Philadelphia: 1972, pp. 369-376

このことは、ハーバード大学医学部の研究者たちが行った、1,862人のTM実践者たちを対象にした大規模な調査ではっきりと証明されました。

TMを始めたグループは、10カ月後に、喫煙者が半減(約50%から約25%)しました。さらに、その結果を詳しく見てみると、ヘビースモーカーの人たちの減少はもっと大きいことが分かります(濃い青色の棒、約80%の減少)。
これは、効果はそれを必要としている人たちに最も大きく現れるという、TMの一般的な傾向を表しています。

注意: この研究では、被験者が禁煙しようとしてTMを学んだのではありません。研究者たちは単に、1,800人の人たちが一定の期間TMを続けた後、どのような行動の変化が起こるのかを調べました。
もし、被験者が禁煙しようとしてTMを学んだのであれば、その効果はもっと大きくなると予想されます。

TMは長く続けるほど効果が大きくなりますが、そうした事実は他の方法とは対照的です。

上記のメタ分析によると、他の方法で禁煙に成功した人たちは、3カ月後には、その2/3近くの人たちがまた喫煙を始めてしまいました(禁煙者が3カ月後に100%から35%に減少)。さらに12ヶ月後には、80%近くの人たちが喫煙に逆戻りしました(禁煙者は22%)。

これは、喫煙の習慣を絶つことの難しさと、禁煙を助けるTMの効果が並外れていることを示しています。

2. 医師が質問に答える喫煙とTM

超越瞑想と喫煙について医師が質問に答える

Q:心臓病の主要な危険因子のひとつに喫煙があります。超越瞑想は禁煙しようとする人々にとってどんな役に立ちますか?

シュナイダー博士:喫煙は実際に、心臓病に対しても、肺ガンに対しても、死亡、病気、障害につながるその他多くの症状に対しても、大きな危険因子となっています。実を言うと、米国の公衆衛生局長官が、喫煙こそが現代における死亡の主要原因であると認めているのです。

医師が患者に喫煙をやめさせるのは現実には難しいことです。しかし、超越瞑想プログラムは、人々に喫煙をやめさせる効果が非常に高いことがわかっています。

『アルコール・トリートメント・クォータリー』および『ジャーナル・オブ・ヘルス・プロモーション』に、禁煙に関する入手可能なすべての研究をメタ分析した結果が発表されましが、超越瞑想は、薬理学的治療、個人カウンセリング、禁煙セルフヘルプキットなどのその他の治療法よりも、禁煙を成功させる効果が2倍高いという結果が出ました。この結果は、現在の人口の25〜30パーセントに当たる喫煙者にとってとても大きな意味があります。

Q:超越瞑想を学んだとしても、やはり禁煙のための努力は続けなければならないのでは?

クラーグ博士 :あなたにTMを指導する教師は、あなたに喫煙をやめるように指示することはない思います。ですが、超越瞑想を規則的に実践していれば、あなたはあっさりとタバコをやめられるかもしれません。まずは規則的に瞑想して、何が起こるかを見てください。嬉しい驚きを体験するはずです。

Q:私は午前中にコーヒーを2杯飲むのが習慣ですが、超越瞑想プログラムを学ぶには、それはやめなければならないでしょうか?

クラーグ博士:そんなことはありません。ですが、瞑想が終わってからコーヒーを飲むようにするとよいでしょう。やがて、あなたは、午前中だけでなく1日を通してコーヒーをあまり「必要」としない、つまり、それほど欲しくなくなっていることに気づくかもしれません。

 ジェームズ・クラーグ(M.D.)は、米国精神医学会の会員、ヴァージニア精神科医会の会長であり、また、ヴァージニア地域精神科医協会の会長を4年間務めていました。現在は、精神疾患の若者を対象とした宿泊治療プログラム「リバティ・ポイント」の医療ディレクターをしています。

ロバート・シュナイダー(M.D. F.A.C.C. F.A.B.M.R.)は、心臓病への自然なアプローチで先駆的な研究を行っており、米国立衛生研究所から2000万ドル以上の助成金を授与されています。シュナイダー博士は、『トータル・ハート・ヘルス』、100以上の医学研究論文の著者であり、CNNヘッドラインニュース、ニューヨークタイムズ紙、タイム誌など、1000以上のメディアの報道で取り上げられました。

3. 科学的調査

禁煙:超越瞑想とその他の方法との比較

Alcoholism Treatment Quarterly 11: 13–87, 1994

喫煙に関連した超越瞑想のすべての研究のメタ分析と、喫煙に対する標準的な治療および予防プログラムの研究のメタ分析とを比較した結果、超越瞑想ではライフスタイルや生活習慣を変える指導を何も行っていないにもかかわらず、このプログラムを実践している人々はタバコ消費量に有意な減少が見られました。

工場労働者の自発的な禁煙

Japanese Journal of Public Health 37 (10 Suppl.): 729, 1990

日本の産業医学総合研究所が住友重機械工業株式会社で行った研究では、超越瞑想を学んだ427人の従業員のグループは、同じ職場の308人の従業員からなる対照グループと比較して、喫煙をやめた従業員の人数が多かったことが分かりました。
被験者に喫煙をやめさせることがこの研究の目的ではなかったのですが、副次的効果として被験者が自発的に喫煙をやめたことが注目されました。

管理職と従業員のタバコおよびアルコール消費量の減少

Anxiety, Stress and Coping: An International Journal  6: 245–262, 1993

米国の自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、タバコ消費量とアルコール消費量がより少ないことが分かりました。
タバコおよびアルコール消費量の減少がこの研究の目的ではなかったのですが、副次的効果としてそれらの消費量が減少したことが注目されました。