動脈硬化

1. TMによる動脈硬化の効果

超越すること──動脈硬化の進行が逆転

20分間のTMを1日2回行うだけで、薬物治療を受けながら生活習慣を徹底的に変えた場合と同じ効果が得られる

動脈硬化は心臓発作や脳卒中の主な原因ですが、動脈硬化それ自体は、コレステロール、高血圧、糖尿病、喫煙、ストレスなどが原因となっています。
このサイトの情報から分かるように、超越の体験は、これらすべての原因に有益な影響を与えます。

最も質の高い科学的研究が実証した並外れた効果

高血圧や糖尿病の場合と同様に、動脈硬化症に対するTMの効果に関する研究は、次の2つの理由で並外れています。

1.この研究では、20分間のTMを1日2回行うだけで、生活習慣を変えなくても動脈硬化が有意に軽減する、という並外れた結果が得られました。

2.この結果は、米国の国立衛生研究所と共同で行われた非常に質の高い研究によって実証されました。

米国の国立衛生研究所(NIH)は世界で最も有名な医療研究機関の一つです。NIHはこれまで、超越瞑想に関する研究に2,400万ドルの助成金を交付してきました。NIHが20年以上にわたってTMの研究を援助している理由は、超越瞑想が実際に効果を発揮している唯一の代替療法であるからです。

動脈硬化症の進行を逆転させるのは非常に困難であり、その治療には生活習慣を徹底的に変えると同時に、多くの副作用を伴う薬物治療を受ける必要がある、というのが一般的な常識です。

しかし、NIHが行った2つの研究では、まったく自然な方法で動脈硬化症の進行を逆転できることが分かりました。
その方法とは、私たちの体に備わる治癒力を目覚めさせることです。それによって有害な副作用を伴うことなく、健康全般の改善、幸福感の増大、知的能力の向上、人間関係の改善など有益な効果が現れてきます。

Stroke 31: 568–573, 2000

一つめの研究では、60人の被験者がTMを学ぶグループか、または食事と運動に基づく健康アドバイスを受ける対照グループに無作為に分けられました。

TMを学んだグループは6〜9カ月後、動脈硬化(狭窄)の有意な減少を示しましたが、対照グループは狭窄がさらに進行しました。0.1mmの減少は、薬物治療と生活習慣の徹底的な変更によって達成できる結果と同じです。

(記事全文)

また、この研究の次に、NIHは超越瞑想とマハリシ・ヴェーダ医療の方法を組み合わせて、その効果を調べる研究を行いました。

この研究では、57人の被験者が三つのグループに無作為に分けられました。一つはTMを学ぶとともにマハリシ・アーユルヴェーダのサプリメント「アムリット・カラシ」を摂取するグループ、もう一つは健康的な生活習慣を維持する重要性について健康教育を受けながらビタミンのサプリメントを摂取するグループ、そして3つめが対照グループです。

さらに、3つのグループはそれぞれ、健常な人々のサブグループと心血管系疾患のリスクが大きい人々のサブグループに分けられました。研究者は、それぞれの被験者がどのグループに属するかを知らされませんでした。

1年後、健康教育を受けたグループと対照グループとの間に有意な差は認められませんでした。しかし、TMグループでは、動脈硬化の改善を示した被験者の割合が多く、TMグループが80%であったのに対して、対照グループでは52%でした。

また、この研究では、超越瞑想だけでなく、マハリシ・ヴェーダ医療の方法も取り入れたことで、前の研究と比較して改善率が50%も上がりました。さらに、TMグループのなかのリスクの高いサブグループだけに限定した場合(そのほとんどは治療が必要な人々)、被験者の100%が改善を示し、改善率は前の研究の3倍に高まりました。

他の多くの研究と同様、TMを実践する頻度と得られた結果との間には相関関係があり、実践の頻度が高いほど、より良好な結果が得られました。[American Journal of Cardiology, April 2002]

超越の体験は予防と治療の両面で有効

治療には優れた効果がありますが、予防にはさらに優れた効果があります。動脈硬化を引きおこす最大の要因は、「高血圧」「喫煙」「高血圧」「インスリン抵抗性(糖尿病)」「コレステロール」、「慢性疾患」です。

これらすべての要因は、患者が超越瞑想を規則的に実践して超越の体験をするようになると、劇的な改善が見られます。原因がなくなれば、その結果として動脈硬化もなくなるのです。

医師が超越瞑想を推薦する

このNIHの研究によって多くの医師が超越瞑想を推薦するようになりましたが、なかでも、米国で最も著名な医師であり、最も影響力のある心臓専門医、メフメット・オズ医師が全面的に推薦しています。

動画:米国で最も著名な医師がTMを推薦

この動画で、オズ医師は、動脈硬化症の三大要因(高血圧、高コレステロール、糖尿病)に対するTMの効果について解説しています。

動脈硬化症に対する超越瞑想の効果の詳細については、次の項目の「医師が質問に答える動脈硬化とTM」をご覧ください。

2. 医師が質問に答える動脈硬化とTM

超越瞑想と動脈硬化について医師が質問に答える

Q:高血圧が長年続くと、その結果として動脈が硬化し(アテローム性動脈硬化)、脳梗塞と心臓発作の合併症につながると言われていますが、超越瞑想でアテローム性動脈硬化を緩和できるという証拠はありますか?

カプラン博士:『ストローク』誌に発表された画期的な研究では、超越瞑想を規則的に実践すれば、頸動脈壁の肥厚(動脈硬化の警告兆候)が緩和されることがわかっています。

Q:超越瞑想はどのようにして、血圧、コレステロール値、インスリン抵抗性のようなアテローム性硬化症の身体的危険因子に影響を与えるのですか?

モリナ博士:超越瞑想は、精神的な技法でありながら、神経・精神・生理にまたがる独特な状態を生みだします。生理にそのような変化が生じる結果、コレステロール値や血圧が低下します。血圧やコレステロールが低下すれば、アテローム性硬化症のリスクも減少します。

研究の結果、超越瞑想を実践している冠状動脈性心臓病の患者は、狭心症になりにくいことがわかっています。また、ある運動負荷試験では、超越瞑想を実践している被験者は、運動能力が高く、したがって虚血すなわち冠状動脈の機能不全になる危険性が少ないことが示されました。

高血圧、糖尿病、喫煙が心臓病の三大危険因子であると知っておくことも重要です。高血圧は脳卒中の最も大きな危険因子でもあります。

超越瞑想は、収縮期血圧と拡張期血圧をどちらも低下させますが、特に収縮期血圧を低下させる効果が高いことがわかっています。収縮期血圧が高いと脳卒中になる危険性も高まります。現在の高血圧のための薬物療法では、高い収縮期血圧に十分に対処できません。

超越瞑想はインスリン抵抗性を低下させることもわかっています。インスリン抵抗性は、糖尿病、高血圧、冠状動脈性心臓病の非常に重要な危険因子であると考えられています。

シュナイダー博士:アテローム性動脈硬化が高血圧、喫煙、高コレステロール、メタボリック症候群、インスリン抵抗性など、さまざまな危険因子によって引き起こされるのは事実です。

また、根本的な原因として、フリーラジカルつまり酸化的ストレスによる生化学的なバランスの乱れがあります。研究の結果わかっているのは、慢性的なストレスは、アテローム性動脈硬化の発症や進行の直接的な原因になっているということです。

それだけでなく、慢性的なストレスは、心臓病のその他すべての危険因子を増やすことにより、アテローム性動脈硬化の間接的な原因にもなっています。慢性的なストレスの影響は、コルチゾールなどのストレスホルモンによって媒介されるとともに、アドレナリンやノルアドレナリンを放出する交感神経系によっても媒介されます。

超越瞑想プログラムに関する研究では、超越瞑想によってアテローム性動脈硬化(心臓病)の主要な危険因子のほとんどすべて(心理的ストレス、高血圧、喫煙、コレステロール、酸化脂質、インスリン抵抗性など)が減少することが示されました。

神経ホルモンのレベルでは、ストレスホルモンが低下し、交感神経系の疾患が減少することがわかりました。神経内分泌と心臓血管のこのような変化は、中枢神経系の秩序とバランスが高まった結果であると考えられます。

研究では、心臓血管の危険因子が減少するだけでなく、動脈の狭窄の緩和(アテローム性動脈硬化の軽減)、心臓の肥大(左心室肥大)の軽減、心臓病やその他の死因による死亡数の減少などが明らかになっています。

これらの一連の結果は、超越瞑想で超越の体験をすることによって心臓の健康が改善されることをはっきりと実証しています。

Q:動脈硬化の原因は主に遺伝的要因と食事であると私は考えています。TMを実践するとどのようにアテローム性動脈硬化を緩和できるのですか?

クラーグ博士:あなたの言うとおり遺伝的要因は非常に重要であるのですが、ほとんどの人々が遺伝子により決められた寿命まで生きていないことは医学的な事実です。人々はそれより何年も早く死んでいきます。あなたが食べる食事は重要ですが、あなたの身体がその食事をどのように代謝するかも同じくらい重要なのです。

ひとつの例として、あらゆる面で申し分のない健康的な食事を食べている場面を想像してみましょう。
あなたは、ある日には、平穏と幸福を感じながら、愛する家族や友人たちに囲まれて、座って食事をしています。別の日には、それとまったく同じ食事を食べているのですが、あなたはとても疲れ、悩み、怒っていて、周囲は仲たがいしています。
あなたの身体に関する限り、それは同じ食事であるとは言えず、代謝のされ方が違ってくるでしょう。ですから明らかに、食事だけが重要なポイントなのではありません。

超越瞑想は私たちに落ち着きの感情をもたらします。その結果、私たちは食事をより適切に代謝するようになるだけでなく、五感から入ってくるすべてのものをより適切に「代謝」するようになるのです。

Q:症状を改善するために食事を変える必要はないのですか?

シュナイダー博士:はい。研究の結果、超越瞑想を実践している被験者は、食事や生活習慣をまったく変えなくても心臓発作の危険因子が減少することがわかっています。もちろん、健康を増進し長寿を促進するための最善の道は、健康に有益な食事を選ぶことであるのは言うまでもありません。

モリナ博士:はい。超越瞑想を実践する上で食事面の必要条件はありません。食事を変更しなければ超越瞑想プログラムを実践できないということもありませんし、研究で報告されている効果が得られないということもありません。もちろん、規則的に食事を摂ることや、健康に有益で調理したての食事、とくに新鮮な果物、野菜、木の実、穀物を食べることは、患者にとって賢明な選択であるのは言うまでもありません。

Q:心臓発作や脳卒中の危険因子を減少させる手段として超越瞑想は勧められるものですか?

モリナ博士:実際、私は、誰にでも超越瞑想を勧めています。なぜなら瞑想は退屈しないからです。

何もしなかった対照群、定期的な診療を受けた対照群、他のリラクセーション法を実践した対照群と比較して、超越瞑想を実践した群は寿命が延び、心血管系疾患による死亡が減ったことを示した研究結果があります。TMは心臓病や脳卒中の危険因子も減少させます。

超越瞑想はとても簡単な精神的技法ですが、それを規則的に実践すると、血圧が低下し、神経生理の統合性や内分泌の統合性が向上します。
したがって超越瞑想は、高い血圧が下がり、アテローム性動脈硬化が緩和すると同時に、精神面でもより目覚めて、鋭敏で、明るく、幸福になれる方法なのです。

ギャリー・P・カプラン(M.D. Ph.D.)は、神経科医であり、ニューヨーク大学医学部で臨床神経学の準教授を務めています。またカプラン博士は、医師養成教育の促進と向上に関わる臨床教官としての顕著な功績に対して、ニューヨーク州医師会からアルバート・H・ダグラス賞を受けています。

セザール・モリナ(M.D. F.A.C.C.)は、エル・カミーノ病院(カリフォルニア州マウンテンビュー)の南アジア心臓センターの医療ディレクターです。彼は、イェール大学医学部出身で米国心臓病学会の会員でもあります。モリナ博士は最近、CNNの国際番組に出演し、冠状動脈性心臓病の治療と予防における食事と運動の効果について話しました。

ロバート・シュナイダー(M.D. F.A.C.C. F.A.B.M.R.)は、心臓病への自然なアプローチで先駆的な研究を行っており、米国立衛生研究所から2000万ドル以上の助成金を授与されています。シュナイダー博士は、『トータル・ハート・ヘルス』、100以上の医学研究論文の著者であり、CNNヘッドラインニュース、ニューヨークタイムズ紙、タイム誌など、1000以上のメディアの報道で取り上げられました。

ジェームズ・クラーグ(M.D.)は、米国精神医学会の会員、ヴァージニア精神科医会の会長であり、また、ヴァージニア地域精神科医協会の会長を4年間務めていました。現在は、精神疾患の若者を対象とした宿泊治療プログラム「リバティ・ポイント」の医療ディレクターをしています。