億万長者ビル・アックマン氏がランチ・ミーティングを競売に。コロナ危機の最前線で働く人々を支援する。

著名なヘッジファンドの創業者ビル・アックマン氏(パーシング・スクウェア)は、昨年11月にデヴィッド・リンチ財団主催のイベントに参加し、危機的状況にある人達に超越瞑想を無償で提供するための基金集めに協力していた。以下は、Yahoo Financeに掲載された記事の抄訳だ。

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ヘッジファンドの億万長者ビル・アックマン氏(110億ドルのパーシング・スクエアの創業者)との昼食会がオークションに出品された。

オークションサイト「Charitybuzz」で入札が開始され、その最高入札者は、ビル・アックマン氏と直接会って、ランチを食べながら金融の世界について話し合うことができるというもの。

「その人との時間を価値あるものにする」と、アックマン氏は電話でヤフー・ファイナンスに語っていた。

このオークションは今回で3年目を迎える。これはデヴィッド・リンチ財団主催のイベントであり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ退役軍人、都市部の子供たち、家庭内暴力の被害者たちに超越瞑想(TM)を無償で教える基金を集める目的で行われている。

超越瞑想は金融業界でも人気があり、ヘッジファンドの巨人レイ・ダリオもその実践者だ。TMは彼の人生にとって「最も大きな影響を与えたもの」と評している。昼食会を競売にかけたアックマン氏も、ストレスや困難な状況に対処するための方法として超越瞑想を活用していると述べている。

今回のオークションの収益は、コロナの危機の最前線で働く人々に超越瞑想を提供するために使われ、特に時宜を得た価値のある支援となるだろうとアックマン氏は付け加えた。

「費用対効果という意味では、博愛的な部分だけでなく、私は3年前のオークションで昼食を共にした人とビジネスを始めることになった」とアックマン氏は語っている。

ソース:Bill Ackman is auctioning off a lunch meeting and promises to make it ‘worth the while’