先日に下記の記事を見かけました。
【#メディア掲載情報👀】#Backlog が行なっている働き方などに関する調査「 #Backlog総研 」の “#メンションハラスメント” に関する調査結果が、「Yahoo!ニュース」記事内に取り上げられました📊 #働き方 #コミュニケーションツールhttps://t.co/5ElpejYLLL
— Nulab Inc. | (株)ヌーラボ (@nulabjp) January 14, 2020
本記事の内容【 ストレス解消には瞑想が効果的です！】
職場がストレスのたまりやすい環境だとしても、環境を変えることは難しいですよね。ですが、その環境にいる自分の心は、自分でコントロールできます。ストレスの多い環境でも自分をよりよくコントロールするには、瞑想がオススメです。
ビジネス界では、ストレス対策の一環として瞑想を利用しています。特に超越瞑想(TM瞑想)の効果は、仕事に対する満足度、職務遂行能力、心配や緊張が軽減、意志決定の能力向上と多岐にわたっています。
本記事では、このことについて書かれたBusiness.comの記事（抜粋）をご紹介します。
現代社会のストレスは仕事の生産性を下げる
ストレスは仕事の生産性を大幅に下げます。
- 「ストレスは現代生活におけるゴミのようなものだ。誰もがそのゴミをつくり出しているが、適切に処分しなければ、それは蓄積し生活の妨げになるだろう。」──ダンジー・ペース（作家）
- 「ストレスの原因となるのは、未来への願望ではなく、現在との妥協である。」──エックハルト・トール
週平均39.2時間の労働時間で50年間働くとすると、普通の人は一生で9万2,120時間を仕事に費やすことになります。
諺にもあるように、長いあいだ働いていると仕事が楽しくなってきます。だが残念なことに、仕事の要求は高まるばかりで、同僚との人間関係には苦労しますし、締め切り期限を短くされる、といったことが多々起こります。
もっと大きな家に住みたい、もっと素敵な車に乗りたい、贅沢な休日を過ごしたい、アイフォンが欲しい、ブランド物の服を買いたい、あれもこれも……と願望が膨らめば膨らむほど、もっとたくさんのお金を稼がなければならないというプレッシャーを感じるようになり、それが私たちのストレスレベルをますます高める原因にもなっています。
ビジネス上でのストレス-損失は260億ポンドにも
大部分の健康問題がストレスに起因していることは今では広く認識されており、従業員の欠勤のために企業は時間面と金銭面でかなりの損失をこうむっています。
英国の国家統計局によると、英国では2013年に病気欠勤のため1億3,100万日もの労働時間が失われ、そのうち1,500万日は「ストレス、不安、または抑うつ」と説明される精神疾患によるものでした。
精神衛生センターの主張によれば、英国の企業経営者は病気欠勤、生産性低下、人員補充費のために260億ボンドもの損失を出しており、それらはすべて職場での精神疾患の増加がもたらした必然的な結果です。企業経営者の40％は、従業員の精神疾患の増加とそれに伴う労働時間の損失という難題に直面しています。（英国人材開発協会（CIPD）の2014年度欠勤管理調査）
ストレスは身体内部の生理的反応
では、ストレスとは何なのでしょうか。
ストレスは職場それ自体に付随する外部的な問題とみなされることが多いですが、実際には、内部的な影響、すなわち生理の中に生じたバランスの乱れです。
すなわち、ストレスとは、難しい出来事に対する私たちの解釈およびその結果としての反応であって、出来事そのものではないです。二人の人が同じ状況に対してまったく違った反応をする場合があるのも、そういう理由からです。
ストレス「反応」は、私たちが進化の過程で身につけた生存のためのメカニズムです。脅威を感じて、身体が素早く反応できるように準備するときに起こる生理的反応です。そのとき、コルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌されて身体全体の機能が一時的に変化します。蓄積されたグルコースと脂肪が放出されてエネルギーになり、心拍数が上昇し、血圧が上がり、筋肉が緊張し、酸素消費量が増大する一方で、消化や細胞修復など、そのときには必要のない他のプロセスは抑制されます。
脳内で生じた影響は、感情的な反応を高め、意志決定のプロセスを弱めます。適切な休息や回復のための時間が身体に与えられないまま、高いレベルの要求や難題にさらされると、これらの一時的なバランスの乱れは長引いて持続し、私たちの肉体的、精神的な健康や機能に影響を及ぼすようになります。
ビジネスでのストレスを放っておくと・・
このようなことは人々や企業の生産性にとって何の役にも立たず、「モチベーションを維持して、要求、目標、期限を達成するためにストレスは必要だ」という主張は誤解にすぎないのです。難題に挑むことは望ましいといえるが、私たちの「ストレス」反応の後遺症としてのバランスの乱れはそうではないです。
ストレスは自己永続的なサイクルになります。つまり、身体にストレスが蓄積すると、それ以後に起きる出来事を私たちは脅威として感じやすくなり、そのために「ストレス反応」がさらに活発化してしまうのです。そしてそのサイクルは繰り返されます。
ほとんどの健康問題はストレスが原因
現在では広く認識されているが、ストレスはほとんどすべての健康問題に関与し、心血管系、消化器系、筋骨格系、免疫系、中枢神経系に影響を与えています。
研究結果が示唆するところによれば、ストレスが長期化すると、高血圧の原因になりますし、堆積物が血管を詰まらせることによる心不全、胃酸のアンバランスによる消化性潰瘍、皮膚内の化学物質の異常分泌による湿疹等の皮膚病などが引き起こされます。そのほかにも肺、膀胱、生殖器系などの臓器がストレスの影響を受けやすいです。
ストレスが蓄積するにつれて、心の「無駄口」が増えていきます。つまり、思考の明晰さ、効率性、創造性が失われていくのであり、研究結果は、ストレスが脳に引き起こす変化が不安、抑うつ、中毒の一因になる可能性を示しています。
瞑想はストレスに効果があると実証済み
ではどうすればよいのでしょうか。
現在では、瞑想にストレスを和らげる大きな効果があることは科学的に認められています。
瞑想を実践すればただちに不安が軽減し、ストレスホルモンであるコルチゾールの血中濃度が低下するという研究結果が示されています。さらに深い体験、もっと深遠な結果を求める瞑想者はやがて超越瞑想に行き着くと言われていますが、この瞑想がストレス・抑うつ・不安を緩和する効果は、説得力のある生理学的・心理学的な研究結果がすでに証明済みであり、その他にも肉体面・精神面の健康に対する数多くの効果が証明されています。
また、超越瞑想の研究は、職場で規則的な瞑想を行うと仕事に対する満足度と生産性が著しく向上するという結果も示しています。つまり瞑想プログラムへの投資は、企業経営者にとって、職場の健康管理と生産力を高めるための賢明な対策になるということです。
多くのビジネスリーダーも瞑想を活用
多くの著名なビジネスリーダーたちが、彼らの極めて高いストレスレベルとハードワークに対処できるように、超多忙なスケジュールの合間を縫って規則的な瞑想を行っています。きっと私たちも彼らを見ならって、瞑想が職場のストレスレベルにもたらす効果を活用し始めるべきなのでしょう。
何をやればいいのか。マインドフルネス？超越瞑想？（瞑想のやり方は？）
Photo by Simon Rae on Unsplash
では、どんな瞑想をやればよいのでしょうか。
マインドフルネスのテクニックは、ストレスへの対処法としてますます利用されるようになっています。それにより、過去のことを後悔したり、未来のことを心配したりするのではなく、今この瞬間に焦点を合わせるように心が訓練されています。『ピープル・マネジメント』誌の７月号に掲載された調査によれば、回答者の43％が、心の健康障害に悩む人々を支援するための介入としてマインドフルネスの訓練を利用しています。
マインドフルネスにより瞑想の実践は正しい方向に踏み出すことはできますが、超越瞑想のような、さらに深遠な瞑想テクニックへと進めば、より大きな生理的な効果を体験することができます。
超越瞑想の実践中に身体が体験する非常に深い休息は、睡眠時に得られる休息よりもずっと深いものです。科学者はこれを「再構築の状態」と呼んでいます。なぜなら、ＴＭ中に身体に生じる生理的な反応は、「ストレス」状態で生じる反応とは真逆のものだからです。ＴＭの効果については、科学的研究と事例研究の両面で膨大な数の証拠があり、それらの証拠はこのリンク先で詳細に説明されています。
瞑想の種類についてより詳しく知りたい方は、こちらにまとまっているので併せてご覧ください。
瞑想のビジネス導入で、ストレスが減り、仕事に対する満足度と生産性が高まる効果が！
職場環境に特定した研究では、組織内で超越瞑想を実践すれば上司や同僚との人間関係が著しく改善されることが示されています。さらに、超越瞑想によって仕事に対する満足度、職務遂行能力、生産性が高まり、仕事に関連する心配や緊張が軽減し、意志決定の能力が向上する。これらの効果は組織のすべてのレベルの従業員に見られました。
ＴＭは、リラクセーションの原理に基づく各種のストレス管理プログラムとも比較されています。「ストレス管理プログラムは、私たちのストレスレベルを定期的に軽減させるので、ある程度は役に立っています。……しかしながら、ほとんどのストレス管理プログラムは表面的な休息とリラクセーションをもたらすにすぎません。私たちに必要なものは、生活の中で蓄積した根深いストレスを取り除く、もっとずっと深い休息なのです」と、生理学者のワレス博士は1986年に述べています。
瞑想のビジネス導入事例-ソニー、ゼネラルモーターズ、IBM、トヨタは従業員が瞑想をしていた
超越瞑想の実践が従業員の内側および従業員間の関係にもたらすすべての効果は、必然的に職場環境の改善、ひいては生産性の向上につながります。あらゆる職業の人々が、重圧の下でも緊張や疲労に陥ることなく落ち着きを保ち、明晰な頭脳と行動力を最大限に発揮して活動するという生来の能力を取り戻しています。
（過去において）ゴールドマンサックス、ソニー、ゼネラルモーターズ、IBM、トヨタなどの企業は、従業員がＴＭを利用できるようにしていました。ほんの数例ですが、超越瞑想の支持者であるアリアナ・ハフィントン、マーク・ベニオフなどのビジネスリーダーたちは、尋常ではない仕事量やストレスに対処できているのは、瞑想を毎日実践しているおかげであると語っています。
規則的な瞑想がビジネスに肯定的な影響をもたらす
すべての研究と証拠が間違いなく示している結論は、瞑想を規則的に実践すれば従業員の心身の健康が改善され、ストレスが軽減し、頭脳が明晰になり、重圧下でも落ち着きを保つことができるので、職場に肯定的な影響がもたらされる、ということです。
ストレスは従業員の内側にしか存在しませんが、それは外側の職場の問題に対する彼らの感じ方や反応に影響を与えています。そして、瞑想が働きかける対象はストレスそのもの。それは、職場環境の厄介な問題を無視するということではなく、問題の原因にさかのぼって個人の中のストレスを解消し、その結果として、表層に現れている問題がごく自然な形で解決するということなのです。このようにして従業員に焦点を当てた対策により、彼らは問題の一部を構成する存在から、問題の解決に寄与する存在へと変化します。
瞑想の恩恵は、個人の私生活、家庭生活、社会生活のあらゆる面に影響を及ぼします。従業員の私生活が幸福で充実していれば、その恩恵は彼らの職場にも広がっていく。したがって、企業が職場環境と生産性の改善を望むのであれば、従業員への瞑想プログラムの提供を検討することが賢明な選択と言えるでしょう。
Source：“Transcendental Meditation: The Solution to Stress in the Workplace” by Tom Willis, Business.com
最近の職場では「コミュニケーションツールの普及により、さらにストレスがたまる」という内容の記事です。プライベートでもSNSで情報にさらされているので、とても大変ですよね・・。