HSPで生じる問題の50%以上は、瞑想という習慣で解決できる-2

昔からの友人で、超越瞑想を長年実習している竜ちゃんのブログ記事を、ご本人の許可をえて転載させていただきます。連載の三回目です。ちなみに、HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことをいいます。最近有名なことばですよね。竜ちゃんは生まれつきHSなひとで、TMでバランスをとってきた人だと思いますし、私を京都に呼び寄せたのも竜ちゃんだとご本人が仰っています(^^)/ 川井悠央

 

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HSPだけど瞑想に期待しすぎない-2

瞑想するとお金持ちになれるか?

HSPの人も非HSPの人もとても関心のあるテーマだと思います。実はこれは私が瞑想の上級コースを受ける前に抱いていた大きな期待です。(汗)

基本的な瞑想を習得し、一定期間の実習をすると、さらに上級のテクニックも習得することができる(もちろんそれなりのお金と時間もかかりますが)のですが、そこで必要以上に期待しすぎた感はあります。

結論から申し上げると、瞑想してお金持ちになれるかどうかは、自分次第です。よく考えたら、当たり前の話ですが。。。

ただお金持ちや経営者、政財界の大物、音楽家として成功している人には瞑想を習慣にしている人がとても多いです。ウォール街の金融関係のビジネスマンの間でも超越瞑想(TM)は人気だそうです。

ポール・マッカートニーも瞑想を習得する以前からビートルズとして成功していましたが、そこからさらに多くの楽曲を制作し、その資産は推定1300億円以上で、ミュージシャン長者番付1位とも言われています。

そのほか音楽で成功している人では、ビートルズだけでなく、ビーチ・ボーイズのメンバー、またマイケル・ジャクソンスティービー・ワンダースティングも超越瞑想を習得した人たちです。

モデル、俳優、芸術家にも瞑想者は多く、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、スーパーモデルのラケル・ジマーマンアリ・ステファンズ、ファッションデザイナーのエイミー・モリヌークスパーシィ・パーカーイタロ・ズッケーリなど。

俳優および監督で有名なところではクリント・イーストウッドや、俳優のヒュー・ジャックマンジム・キャリーニコール・キッドマンジョージ・ルーカス監督、ツインピークスのデヴィッド・リンチ監督も超越瞑想の実践者です。

またとても過酷な環境から人気司会者で大金持ちになったオプラ・ウィンフリーも瞑想の実践者です。

皆さんかなりのお金持ちだと思いますが、瞑想してお金持ちになったというより、瞑想してさらにお金持ちになった、という表現のほうが正しいかもしれません。

またこれは私の個人的な感想ですが、深い瞑想状態を体験していくと、ある意味、「金儲けしたるでぇ〜!」というような執着は逆に無くなっていくように思います。お金儲けに無頓着になるというか。

ですので、そこに止まって満足してしまうと、なかなかお金持ちにはなれません。

瞑想すると自分の才能を活かせる?

では、瞑想してもお金持ちになれないのか?とガッカリされるかもしれませんが、ちゃんと道は開けていますのでご安心ください。

実は瞑想の習慣を持つようになると、まずストレスが緩和され、過去の心の傷みたいなものも少しずつ癒されてきます。

深い瞑想をしていると、過去のほとんど忘れていたような記憶が水面に上がる泡のようにポコポコと出てきたりします。その記憶をただ見つめて流していくと、それは自然に消えていきます。

そして自分自身がもともと持っている才能が目覚めてきたりします。瞑想と意識の仕組みについては、また改めてお話しますが、例えて言うと、曇っていた空が晴れて、雲間から内なる太陽が顔を出す、というような感じです。

また自然の支持が増えるという表現をされますが、良い人との出会いに恵まれたりします。それによって結果的に人生が開けるのです。これは、私自身とても実感しています。

HSPの人は、さまざまなことに敏感であるがゆえに、世間一般の多くの人よりも自然を理解したり、人の気持ちを察知したり、人のカラダの状態を感知したり、芸術的な才能を持っていたり、多くの人が気づかないことにいち早く気づいたりすることができます。

それらの才能に目覚め、うまく活かしていくことができるようになると思います。瞑想を習慣にして、リラックスして直観の閃きを上手に活かせる人がお金持ちにもなれるのだと思います。

瞑想は宗教か?

瞑想というと、どうもインドのヒンドゥーの影響を受けたものが多いので、どうしても宗教臭くなりますし、瞑想教師も瞑想は科学です!と言いながら平気でインドの神様やインドの古典を引き合いに出してきたりしてしまいがちです。

しかし瞑想はインドの専売特許でも何でもなく、キリスト者でも瞑想しますし、実は日本にも奈良朝以前から音霊法と呼ばれる超越瞑想(TM)とそっくりな瞑想法がありました。ただ昭和20年代にそれらを復興させた際に、簡略化しすぎて本来の伝統が失われてしまいました。

具体的には、種子マントラ(ビジャ・マントラ)のようなシンプルで意味のない音を使うという部分が友清歓真翁らによって、拡大解釈されてしまったようで、昭和に復興された音霊法ではメトロノームの音を使ったりして指導していました。

しかし、非公式の個人的な意見ですが、超越瞑想のような瞑想では各個人に合ったマントラを使うものの、そのマントラが消えていき、自動的に深い意識レベルを体験できるというところが大切だと思います。メトロノームの人工的な音はずっと鳴りっぱなしなので、リラックス以上の効果は得られないのです。

元々の奈良朝以前の音霊法では、自然界の音、たとえば川のせせらぎの音なども使っていました。自然界の水の音にはピンクノイズが含まれていて、自動的に深い意識へといざなってくれます。これについては、また改めて書きます。

話を戻しますが、瞑想は宗教と絡むことが多いですが、瞑想のテクニックそのものは、純粋なものです。別に宗教と関係無いです。

どうもカレー臭、いやインドまみれで、宗教臭くて抵抗あるなというかたもおられると思いますが、テクニックさえ習得してしまえば、あとはこっちのものです。特にそれ以上、深入りする必要はありませんのでご安心ください。

瞑想してる人は皆良い人か?

これは、私の口から言ってもいいかどうかわかりませんが、一概に瞑想している人は皆良い人、とは限らないと思います。瞑想を習慣にしていても間違いを犯すことはあります。瞑想してないより間違いを犯すことは少なくなると思いますが。

ですので、政治家や宗教家やその人の立場や環境によって、瞑想を習慣にしていても間違ったことをしてしまう人もいると思います。瞑想のテクニックそのものは、善悪を超越していますので、瞑想してても悪いことする人はいるかもしれません。

また長年瞑想をしている元ビートルズのポール・マッカートニーのことを性格悪いという人もいます。同じミュージシャンのフィル・コリンズはよくポールにいじられていたようです。(汗)

基本的には、深い瞑想を体験していると自然と良い方向に意識が向くと思いますが、その人が抱えるトラウマやココロの傷が深い場合、屈折した行動に出てしまうことが無いとは限らないと思います。

長年瞑想していても服装とか、見た目とか無頓着になってしまって、ちょっと近寄りがたい人もいますし、逆にインドかぶれしちゃったりする人もいますが、私はそういう人とは少し距離を置いています。

内も外もバランスが大切だと思うからです。

私自身の場合は、子供時代からのココロの大きな傷に気づき、それを癒していくのにかなり多くの時間を要しました。また自分がHSPだったと気づくまでは、自分を守るために過剰に反応して、人を傷つけてしまったことも少なくありません。

瞑想していても、人それぞれスタート地点や今いる場所が違うのです。

人を見る場合は、瞑想してるかどうかより、その人の言動、行動を見るようにしましょう。まぁ、これも当たり前の話ですが。。。

というわけで、いっぱい書いてしまいましたが、まとめとして言えることは、瞑想を習慣にするのは、とても良いと思います。特にHSPの人には瞑想がオススメです。