無敵!達磨大師

瞑想といえば達磨大師嵩山少林寺で面壁九年の座禅をされました。嵩山は、山岳信仰や、道教、仏教の聖地です。そして少林寺は、カンフーファンの聖地でもあります。

私が訪れた1990年代当時は、川辺に牛が寝そべるのどかな所でしたが、今では武術学校も建てられ、観光地として賑わっています。

少林寺の食堂では、若い僧達が日頃の鍛錬の成果を見せて、驚異的な柔軟性とバランス力が必要な体勢で精進料理を給仕してくれ、目も舌も楽しめました。

 

少林拳は、時の皇帝から少林寺を賜ったインド人の跋陀管長が、仏教と共にインド武術も伝えたのが始まり、または、その後、達磨大師がお釈迦様の正法を伝えなおし、インド武術も伝えた等、所説あります。

向うところ論破できる者無し、皇帝にも忖度無しの禅問答、盗賊にも負けず、牛にも負けず、不死伝説すらある無敵の達磨大師です。 

達磨大師は、クシャトリヤ=戦士の家に王子として生まれましたが(バラモン=司祭説もあります)出家され、中国へ布教のため渡られました。そして、嵩山少林寺で禅宗の基礎を築かれました。

 

その後大師の教えは、東の最果ての日本へも伝わり、今でも日本では、の心と達磨大師が愛されています。わらべ歌やおもちゃになったり、画題や縁起物、キャラクターグッズになったり、今もこんなに人気者と祖国インドでは知られているのでしょうか?

TM(超越瞑想)もルーツはインド、目指す究極の境地も同じですが、1日2回、1回20分の瞑想時間、その人それぞれの快適な座り方で、途中で体を動かしても構いません。努力不要で、気楽に楽しく続けられるテクニックです。