超越瞑想のルーツ

超越瞑想はどのようにして見い出されたのか?

超越瞑想は新しいものではなく、古代インドに伝わるヴェーダの知識体系の一部として、数千年前から教えられてきたものです。

瞑想によって得られる深い静寂は、長い歴史を通して様々な聖典のなかで語られてきましたが、それを実際に体験するのは非常に難しいとされてきました。

しかし1955年に、瞑想に対する全く新しい理解を持った一人の賢者がヒマラヤからやって来ました。それがマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーです。彼は若い頃インドのアラハバード大学で西洋の科学を学んだ後、当時の最も偉大なヴェーダの先生のもとで13年間学び、瞑想が実際にどのようなものであるかを理解していました。

マハリシは、彼の先生の教えと自分自身の体験から、心が静寂へと向かうことは自然なことであり、心にとって大きな喜びであることを知っていました。心は常により大きな幸福を求めています。そして、心の源には純粋な幸福の場があるので、いつでもチャンスさえあれば、心は自動的にそれ自身の源へと戻っていこうとします。

マハリシは、こうした心の自然なプロセスを一つのテクニックとして体系化し、それを「超越瞑想」と呼びました。「超越」とは何かを超えていくということです。

超越瞑想によって、心は思考の最も微かなレベルを超えて、完全な静寂の状態に達します。マハリシはこのテクニックを彼の先生から学びましたが、それを現代人に合わせて、一つのテクニックとして誰もが自分の家で実践できるようにしたのです。

また、マハリシは、全世界の人たちが正しい瞑想法を学べるように、世界中で超越瞑想の教師を養成しました。自然な瞑想の体験はたいへん微妙で人によって異なりますから、経験豊富な教師の注意深い指導が欠かせません。TMを本から学ぶことができないのは、このような理由によります。

マハリシはこれまでに約4万人の教師を養成し、世界中で1000万人以上の人たちにTMのコースを提供してきました。そして、その効果は多くの科学的研究によって証明されています。TMテクニックは、誰でも簡単に学べて、楽しく行うことができ、その効果は生活の様々な面に現れてきます。

次の動画は1978年にカナダ国営テレビで放映されたもので、マハリシがTMについて基本的な説明をしています。

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