瞑想したら、もって生まれた脳障害がなくなった

ドイツのオルデンブルク大学で非常勤教授を務めるウィリアム・T・ハサウェイさんは、脳に障害を持って生まれたため、学習能力も伸び悩んでいました。ところがある日、超越瞑想を学んだところ、見違えるように状況が改善していきます。以下は、彼の体験談です。

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私は生まれたときに脳に障害を負い、脳波測定の結果、混乱した異常な脳波が見られました。学校では注意欠陥障害(ADD)と診断され、集中ができず、思考が混乱していました。成績は平凡で、最初に入学した大学は落第。作家になりたかったのですが、文章にまとまりがなく、不明瞭でした。絶望のあまりドラッグに手を出しましたが、さらに思考が混乱するばかりでした。

脳の損傷の兆候がなくなる

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その後、超越瞑想(略してTM)を始めました。数週間後には思考がクリアになり、もうドラッグを欲しいとは思いませんでした。集中力が増し、文章を書くことができるようになり、エッセイの1つが評価され、コロンビア大学に入学することができました。成績が非常に良かったので、奨学金を受けることさえできました。最初に書いた小説はリネハート財団賞を受賞し、私はクリエイティブ・ライティングの教授となり、フルブライト奨学金を得て、今ではドイツの大学で教えています。これまでに私は8冊の本を出版しました。

私の脳波は正常で整然としており、損傷の兆候はありません。私は、毎日のTMの実践が、生まれつきの障害から回復するための重要な要素になったと感じています。自分の才能や精神的な能力にアクセスするのに役立ちました。超越瞑想がなければ、この変化は起こらなかったことでしょう。

瞑想で脳波が同期

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なぜそんなことが可能になったのでしょうか? 生理学的な研究によると、瞑想中の脳波はより同調したものになることがわかっています。通常の脳波は乱れた無秩序なパターンをしていますが、瞑想中は、脳の後頭部から前頭部へと向かう脳波が同調し、右脳と左脳の脳波が連動します。それは、心の機能がより統合されたことを示しています。その結果、脳全体が活性化され、より多くの心の潜在力が発揮され、才能を伸ばすことができるのです。

安らいだ目覚めた状態

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比較研究によると、デビッド・オーム・ジョンソン博士、フレッド・トラヴィス博士などの研究者が発見したように、TMの実践は努力がいらないので、他の瞑想よりも、安らいだ目覚めの状態を効果的に体験できます。また、私が実際に体験したように、TMは創造性を高めます。瞑想から出てきた後も、心が静かで落ち着いているので、創造的なアイデアの内なるささやきを聞くことができるのです。そして、TMはエネルギーを高めるので、そのアイデアを実現することができます。

研究によると、TM中には脳の血流が増し、脳により多くの栄養がもたらされます。その結果、脳全体が活性化され、より多くの心の潜在力を開発し、私たちの才能を開花させることができます。

こうして生まれたアイデアがどの方向に向かうかは、私たちの願望次第ですが、芸術、ビジネス、人間関係など、すべての領域を豊かにしてくれます。例えば、超越瞑想は、私の3冊の本に直接インスピレーションを与えてくれました。

私にとって、注意欠陥障害は過去のものとなりました。残念ながら、ADDとADHDは今や全国的な流行となっていますが、TMはデヴィッド・リンチ財団の「静寂の時間」プログラムを通じて、新しい世代の学生を支援しています。

科学的な証拠は明らかであり、私の人生が生きた証拠です。超越瞑想は、脳にとって最高のものです。

超越瞑想についてはこちら

ソース:My Journey from Physician to TM Teacher

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