レイ・ダリオ氏は瞑想実践者としてウォール街では有名みたいだな
彼は瞑想の実践者であり、その普及にも大きく貢献しています。本記事ではそのあたりを見ていきましょう。
本記事は、ビジネスインサイダー紙(2014年2月12日)からの引用。
How Meditation Makes Ray Dalio Feel ‘Like A Ninja In A Fight’
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投資家レイ・ダリオにとって瞑想とは
億万長者のレイ・ダリオは、巨大なヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者であり、42年間も超越瞑想(TM瞑想)を行っている。
ダリオは先日、マンハッタンの都心部にあるアクサ・ビルで、他の著名人と共にパネルディスカッションを行い、このように語った。デヴィッド・リンチ財団が主催したこのイベントの収益金は、問題を抱える若者や退役軍人に瞑想を教える資金に当てられる予定だ。
レイ・ダリオが瞑想をはじめたきっかけはビートルズ
そのイベントで、ダリオは、超越瞑想を始めたきっかけはビートルズだったと話している。
ダリオが、彼の投資に超越瞑想の実践を取り入れていることは、ウォール街では広く知られていることだ。超越瞑想の効果とは、自らの中心に留まり、冷静で、創造的でいられることだと彼は述べている。
忙しいウォール街のビジネスマンにこそ瞑想が必要
他の人々はダリオがやっていたから、超越瞑想を始めたと語っていた。イベントの司会を務めたアンドリュー・ロス・ソーキン(CNBCテレビのキャスター、ニューヨークタイムズのコラムニスト)も、自分が超越瞑想を始めたきっかけは、ダリオだったと言う。
「レイは世界最大のヘッジファンドを運営しているので、相場の動きに合わせて、かなりストレスの多い生活を送っているのではないかと思っていました。」とソーキンは話し、それに付け加えた。「ウォール街で働いている私の知人の大半は、少しノイローゼぎみだからです。」
超越瞑想の実践者のほとんどは、一日二回、20分間、超越瞑想を行っている。
「本当は、20分の瞑想を毎日二回も行う時間なんて、ないんじゃないですか?」とソーキンはダリオに尋ねた。
「そうですね。でも、三分の二くらいは、一日二回瞑想していますよ。」とダリオは答えた。「ヨガと同じで、実践を続ければ続けるほど、やりやすくなるのです。」
レイ・ダリオが瞑想を実践する理由(冷静さを取り戻す手段)
市場で取引が行われている時間帯(午前9時~午後4時)でも、ストレスを受けたときには、ダリオは瞑想することにしている。
「ストレスを感じたら、ちょっと仕事を中断して、瞑想に入ります。そうすると、ストレスが洗い流されてすっきりします。」
不安に襲われ、そこから抜け出せなくなるときにも、冷静さを取り戻すために瞑想している。冷静であれば、起こっている状況をうまく扱うことができるからだ。
瞑想の時間は、落ち着きを取り戻すだけでなく、新しいアイデアを生み出す助けになるとダリオは説明する。
そうしたアイデアは、無理やり引き出そうとして得られるものではない。自分自身が「その空間」の中へと自然に入っていけるようにする必要がある。瞑想は、私たちをリラックスさせて、新しいアイデアを引き出すチャンスを与えてくれると彼は語る。
レイ・ダリオの会社では、瞑想を社員教育として採用
ブリッジウォーター・アソシエイツでは、超越瞑想が社員教育の一部となっていて、今では従業員の多くが超越瞑想を行っている。従業員のために、ダリオは超越瞑想を学ぶ費用の半額を負担しているという。
ファンドの成功にとって、瞑想は不可欠なものだったと彼は言う。瞑想は落ち着いた心を保つ助けとなるため、従業員は感情を交えずに、思いやりのある態度で、互いに異なる意見を出し合うことができるのだ。
それと同時に、忍者のように冷静である必要があるのだ。
※瞑想のビジネスへの効果については下記をご覧ください。
今回は投資家レイ・ダリオ氏が、いかにして変化の激しい投資の世界で冷静さを保ち、成功を勝ち得てきたのか、その秘訣に迫ります。