「週4時間だけ働く」の著者ティモシー フェリスが語った「大物」に共通している一つの習慣

ザ・ニューヨーカー誌は、作家ティム・フェリスを「この世代の自己救済のグル」と紹介した。

大人気を博した彼の著書『The 4-Hour Workweek(「週4時間」だけ働く)』『The 4-Hour Body』『The 4-Hour Chef』は、瞬く間にニューヨーク・タイムズ紙、ウォールストリート・ジャーナル紙、USAトゥディ紙のベストセラーリストのトップにランクインした。

昨年末に出版されたフェリスの新刊『大物のツール:億万長者・偶像的人物・世界的成功者の戦術・日課・習慣』は、彼のポッドキャストの番組『ザ・ティモシー・フェリス・ショー』で、著名人、スポーツ選手、科学者など各界で世界的な実績を上げている200人以上の人にインタビューをして聞き出した話が基になったものだ。

『ザ・オブザーバー』のために執筆した最近の論説の中で、彼は、社会のどの分野の「大物」にも共通している一つの習慣は、瞑想であることを明らかにした。

フェリスは、彼がインタビューした世界的な成功者たちの80%以上が、より少ないストレスでより良い結果を得るために、また、一日中「前線の塹壕の中に居続ける」感覚から日常の感覚にスムーズに移行できるように、瞑想を利用しているのだと語っている。

フェリス自身も超越瞑想の実践者だ。彼は二年前に超越瞑想を始めて以来、毎日欠かさず瞑想する習慣を続けている。

「その頃、私は人生できわめて困難な時期を経験していたのですが、リック・ルービンとチェイス・ジャービスが、大変だろうが一大奮起して瞑想を習ってみてはどうかと私を説得しました。彼らが説得してくれたことを有り難く思っています。

四日連続して一人の教師から指導を受けるというプレッシャーは、私が瞑想を根気よく続けて習慣化するためのモチベーションになりました」と、フェリスは体系化されたコースの効果を説明した。

フェリスは、瞑想に関してよく聞かれる一つの懸念についても言及した。

「私は『競争心を失う』ことも心配していました。瞑想をすると積極性や意欲が減退してしまうのではないかと思っていたのです。

しかし、それは根拠のない心配でした。瞑想をすることで、目の前に現れてくるすべての動く標的や仮想の敵に闘志を向けるのではなく、数少ない本当に重要な対象に努力を注げるようになったのです。」

このような巧みな表現で語り終えた後、フェリスは、エイブラハム・リンカーンの言葉を引用して、彼の主張をまとめている。「木を切り倒すために6時間を与えられたら、私は斧を研ぐために最初の4時間を使うのです。」

 

Source:Tim Ferriss on Transcendental Meditation as a Tool for Titans by TM HOME