カナダ人の俳優マイケル・セラは、超越瞑想をキッカケにデヴィッド・リンチ監督と出会い、『ツイン・ピークス リターン』への出演が決まったと語っていた。
以下は、男性向けファッション誌『GQ』の動画からの抜粋である。
カナダ人の俳優マイケル・セラは、『スーパーバッド』での映画デビュー以来、ポップカルチャーの中心人物となってきた。ここ数年はあまり脚光を浴びることはなかったが、今年最大の話題作『バービー』に出演したことで、一躍有名になり、映画ファンの注目を集めている。
マイケル・セラは、2017年にデヴィッド・リンチ監督の大ヒットシリーズ『ツイン・ピークス リターン』にも出演していた。最近、その出演のキッカケについて、男性向けファッション誌『GQ』の動画で、デヴィッド・リンチ監督と一緒に瞑想した後に、この役を射止めたと明かしている。
マイケル・セラ:「実際、すべてはデヴィッド・リンチと会ったことが始まりでした。『ツイン・ピークス』に出演する1年か2年前のことだったかな。僕は超越瞑想(略してTM)のコースに参加しました。TMセンターに行って、やり方を教わるんだけど、4日間で1時間ずつ講義を受けて、瞑想がうまくできているか確認してもらうんです。4日目の講義が終わって友達と一緒に帰ろうとしたとき、一人の若い女性が話しかけてきました。『私の名前はプーキー。デヴィッド・リンチと仕事をしているんだけど、いつかデヴィッドと一緒に瞑想しない?』と誘われたんです。
デヴィッドが僕にとってどれほど重要な存在か、言葉で言い表すことはできません。彼に会いに行ったのは、僕が最初でした。デヴィッドと2人きりで5分ほど話しをしたんだけど、彼はとても優しくて……僕らを温かく迎えてくれました。僕たちと一緒にいるのを喜んでくれたんです。4人で彼の家の裏にあるアートスタジオに座って、一緒に瞑想し、しばらく話をしました。そのとき彼が与えてくれたアドバイスは素晴らしかった。それは非常に実際的なアドバイスだったんです。」
セラはこう続けた。
マイケル・セラ:「それがすべてでした。わかるでしょう? 僕はデヴィッドに出会えたことに感謝しました。それから数年後、『ツイン・ピークス』に出演しないかという誘いを受けたんです。1日だけの仕事でした。撮影現場にいたのは2時間くらいだったけど、最高の経験でした。」