瞑想から多くのことを学び、多くの平和を与えてもらった──リック・スプリングフィールド

1980年代に一世を風靡したグラミー賞歌手リック・スプリングフィールドは、40年間にわたってミュージシャン、俳優、小説家として活躍している。長年うつ病と闘ってきた彼は、あるインタビューの中で、1980年代に学んだ超越瞑想がとても助けになったと語っていた。以下は「ニュース・レラルド」の記事の抄訳。

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瞑想から多くのことを学び、多くの平和を与えてもらった

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1981年にミュージシャンとしてのキャリアをスタートした彼は、同じ頃にドラマ「ジェネラル・ホスピタル」でノア・ドレイク医師を演じ、40年間にわたってミュージシャンと俳優をこなしてきた。「ハリウッドの名声の歩道」には、彼の名前の星形プレートが埋め込まれている。

目もくらむような成功にもかかわらず、スプリングフィールドは常に未来に目を向けて生きてきた。

「先のことを考えると、ひどく浮かない気分になることも多いけど、それが良い原動力になっている。それが僕のやり方で、常に集中し続ける方法なんだ。」とスプリングフィールドは笑っていた。

忙しく活動するのが好きな彼にとって、もちろん昨年の隔離期間は理想的ではなかったが、その静かな時間を使って小説を書き上げ、昔からの健康的な習慣を取り戻した。

「超越瞑想の実践を再開したことは、僕にとって驚くほど助けになった。1980年代に習ったんだけど、少し遠ざかっていたんだ。しかし、それは素晴らしいもので、多くのことを学び、多くの平和を与えてもらった。」

うつ病は僕の人生の一部

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スプリングフィールドのベストセラーとなった自伝『Late, Late at Night』の中で、スプリングフィールドはうつ病との闘いを含め、それまでの人生のすべてを詳細に記した。

彼は、このような本を書いた最初の有名人だったかもしれないが、実はそれは偶然のことだったと言う。

「この本の中では、そこが一番注目された。うつ病と向き合うことが僕の人生の一部であり、それだけがこの本を書いた理由だった。」

「ほとんどの人は、うつ病であることを恥ずかしく思ったり、そのことを話したくないと思っているけど、僕はそうじゃなかった。うつ病は僕の人生の一部であり、それについて考えることさえなかった。ただ、僕の人生の方向性や原動力、そしてなぜ僕の人生がこのようになったのかを説明するために、うつ病という言葉を入れなければならなかっただけなんだ。でも、人々はその言葉に強い印象を受けたようだった。」

自分自身や、うつ病を抱えている家族のために、この本を購入する人が多いという。

「うつ病に対処しながらも、成功した人がいると知ることは心の支えになるようだ。望むものを手に入れても、自分の中の悪魔は変わらないということさ。」

他の人に何も与えることはできない。超越瞑想以外は

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自伝で注目された後、スプリングフィールドは自殺についても、人々の認識を高めようとしてきた。

「僕自身も16歳のときに自殺に直面したんだ」と彼は語っていた。「だから、僕は自分が書いたことを体験的に知っている。でも、誰にとっても、その旅は個人的なもので、その人の悪魔はその人自身なんだ。」

「僕が与えることができるのは僕の道だけで、確かに、他の人に何も与えることはできない。」と話していたが、唯一の例外として、彼は超越瞑想を勧めていた。

「これは本当に役に立ったし、本当に素晴らしいものだった」。

スプリングフィールドがこの瞑想法を初めて知ったのは、ビートルズが1968年にインドを訪れ、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーから超越瞑想を学んだことがきっかけだった。

「その時、西洋の人々は初めてこの瞑想について知ったけど、実際には、その5,000年前から東洋にあったものだ」と彼は語っていた。

超越瞑想についてはこちら

ソース:Ahead of MGM Northfield Center Stage show, rocker-actor Rick Springfield talks about his 40-year career, meditation and The Beatles

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