チームワークという言葉を初めて認識したのは小学生のころ。
当時人気のあったバレーボールのドラマでだったと記憶しています。
その時の認識は、みんな同じようにチームのために頑張ること。
その認識が翻ったのはそれから結構な年月が経ってからです。
あるイベントでスタッフとしてかかわったとき、「このチームはコレクティブだね」と主催者に言われたことがありました。
コレクティブとはそれぞれ違う持ち味を持ったものが集まったチーム、のことだとその時に知りました。
そして衝撃的だったのが次の一言「それが本来のチームワークの意味だ」と。
みんなが同じレベルになるために必死になることがチームワークではない。
それぞれが違う役割を果たすこと。
「瞑想してよかったことは何ですか?」と訊かれることが時々あります。
私の答えの一つは「自分の役割に満足できるようになったこと」
「こんなことをしてみたい」の「こんなこと」を実現するのが必ずしも自分でなくとも、心から満足するようになったのです。
それをするのが私じゃなくとも、ワタシ、みたいな。
そして必ず自分のするべきことは、ちゃんとやってくる。
だから、焦ったり、ひがんだりはしないのです。
別に人間が出来ているわけではありませんが。
TM金沢センター 斎藤晶子