サインフェルドとステファノプロスが、モーニングショーで超越瞑想について語る

ABCテレビのニュース・キャスターであるジョージ・ステファノプロスが米国で人気のモーニングショー「グッド・モーニング・アメリカ」で、コメディアンのジェリー・サインフェルドと、デヴィッド・リンチ財団の常任理事ボブ・ロスと共に、超越瞑想の効果について語り合った。以下は、そのインタビューの抄訳。

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ステファノプロス:なぜ私たちがここに集まっているかというと、私たち3人の共通点は、みんな超越瞑想を行っていることです。一般の人々は、超越瞑想がどのようなもので、日々の生活にどのような変化をもたらすのか、よく理解していないと思いますので、そのことについて話していただけますか。

サインフィールド:TM(超越瞑想)のことを説明するのは非常に難しいのですが……。他の人に話すときには、TMは充電器のようなものだと説明しています。携帯電話には、充電器が必要ですよね。私たちの心と体にエネルギーを充電する方法、それがTMなんです。

ステファノプロス:私が初めてTMを学んだとき、あなたは私に大切な話をしてくれましたね。それは、TMは宗教ではなく、テクニックであるということです。TMはすべての宗教と両立するものであり、私たちの人生からストレスを取り除くためのテクニックであると話してくださいました。そして、TMには健康を改善する効果があることが科学的に実証されていると聞いて、私の疑問は晴れたのです。

ロス:私たちの心はいつも活動的で、あれをしなければならない、これをしなければならないと活発に考えています。しかし、すべての人の内深くには、静かで、落ち着いた心のレベルがあります。超越瞑想は、まったく努力なく、活動的な心を静めていき、あの内なる静けさを体験させます。それと同時に、体は非常に深い休息を得ます。その休息がストレスを取り除き、脳を目覚めさせ、より大きなエネルギーを生み出すのです。

ロス:一カ月前に、アメリカ心臓病協会は、超越瞑想が高血圧を軽減し、心臓発作の危険性を減らす効果があるという研究結果を発表しました。実際、5年間、超越瞑想を行っている人達は、心臓病の発生率が48%減少するという結果が出ています。

ステファノプロス:デヴィッド・リンチ財団は、問題を抱えた子供達を助けるために、超越瞑想を学校に導入したり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむイラク、アフガン帰還兵や、暴力の犠牲になった女性達にも超越瞑想を提供していますね。

ロス:アメリカ国防省は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対する超越瞑想の効果を調べるために、200万ドルの助成金を提供しています。

ロス:フォーブス誌に『ストレスは21世紀の黒死病である』という記事が掲載されましたが、ストレスは非常にやっかいな病気です。従来の方法では、PTSDのような強度のストレス障害を治療したり、予防することができません。

しかし、今では、超越瞑想というテクニックが、PTSDを取り除く非常に効果的な手法であることが研究によって示されています。イラクやアフガン帰還兵と同じようなPTSDの症状が、スラム街に住む子供達にも現れているので、そうした学校でも超越瞑想を取り入れています。

超越瞑想は古代から伝わる、伝統的な手法ですが、宗教でも、哲学でもなく、ライフスタイルを変える必要もありません。誰でも行うことができる、シンプルなテクニックですが、ストレスという現代病に対して、非常に深遠な効果があります。

ステファノプロス:先ほどあなたが話されたように、そうしたプロジェクトには政府も関わっており、軍隊で超越瞑想を取り入れて、TMの効果を活用しようとしていますね。

ロス:バーモント州にあるノーウィッチ大学と呼ばれる軍隊の大学で、私たちは、超越瞑想を士官候補生に提供しています。その大学の学長であるシュナイダー博士は、超越瞑想を、軍隊の基礎訓練の一部に加えるべきだと感じています。なぜなら、超越瞑想はストレスに対する免疫力を高め、回復力を増すからです。

原文・MARIO ORSATTI