億万長者レイ・ダリオの成功の要因は1日2回の瞑想にあり

億万長者のレイ・ダリオ氏は、すべての成功の要因は学生時代から超越瞑想を実践していることであると、ある記事の取材で語った。以下はその記事の抄訳。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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72歳の億万長者レイ・ダリオは、自分の経済的な成功は毎日の瞑想というシンプルな習慣のおかげだと考えている。それは瞑想がオシャレなものになるずっと前のことだ。

彼は1日に2回、目を閉じて20分間、頭の中で短いマントラを繰り返していると『CNBC Make It』で語っていた。これは超越瞑想(略してTM)として知られる実践法であり、1969年に学んだという。それは、ダリオがヘッジファンド『ブリッジウォーター・アソシエイツ』を設立する6年前のことだった。

その後の50年間で、ダリオはブリッジウォーターを世界最大のヘッジファンドに育て上げ、2017年に共同CEOから退いた。現在、ブリッジウォーターは1,500億ドル以上の資産を運用している。

引退後、ダリオは自分の成功を可能にした知識を広く共有することが自分の使命だと感じてきた。その中には「私がどんな成功を収めたとしても、その最も重要な要因はこれだ」と述べていた瞑想の実践も含まれている。

そこで、ダリオがよく話している瞑想の効果についてご紹介しよう。

20分間のバケーション

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ダリオによると、まず静かな場所を見つけること。そして、ゆったりと座り、目を閉じてマントラを思い浮かべる。

TMでは、4日間のコースで自分だけのマントラを学び、それを他の人に伝えたりはしない。380ドルから960ドルの費用がかかる独自の実習法である。

いったんマントラを学んだら、「静かに座り、そのマントラを繰り返えします。やがて、その繰り返しが思考を超えて、超越の状態へと導かれていくのです。」

「心が平和になり、静かになります。」と彼は言う。「それは目が覚めている状態とも違い、眠っているわけでもありません」。

普段、ダリオは朝起きてすぐに20分の瞑想を1回、夕食を食べる前にもう1回行う。それぞれ「20分間のバケーション」のような感じで、不安が和らぎ、リラックスした状態になるという。それによって、ビジネスでより良い意思決定ができるようになるのだ。

そして、実践を続けていくと、1日のうちで今瞑想が必要だと感じ取れるようになってくる。「ちょっとした不安とか、そういったものを感じて『ああ、瞑想しに行かなきゃ』って思うようになるんです」。

創造性が湧き出てくる

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2016年の研究で、TMの実践は、ストレス、不安、うつ病を軽減することが示された。それだけでなく、ダリオにとってもう一つ大きな恩恵は、「瞑想に入っていくと、ときどき素晴らしいアイデアが浮かんでくる 」という。

瞑想では、自分の考えを脇に置いて、マントラに重きを置くことが大切なので、それは「素晴らしくもあり、もどかしくもある」と彼は説明する。「時々、すぐそばに鉛筆と紙を置きたくなるんです」「そのアイデアを失いたくないからです」。

ダリオの理論では、瞑想中に素晴らしいアイデアが浮かぶのは、創造性が湧き出てくる潜在意識に触れるから。熱いシャワーを浴びているときにリラックスして、クリエイティブなアイデアが浮かんでくるのと同じだという。

「クリエイティブになりたいとき、一生懸命がんばってクリエイティブになろうとしても、なることはできません」と彼は言う。

ダリオは、瞑想中に自分のアイデアを書き留めたいという衝動に駆られるが、それをうまくやり過ごすことで、確固たる決断を下すための準備が整うと言う。

「物事がよりクリアーに見えるようになるんです。」と彼は語った。

超越瞑想についてはこちら

ソース:Billionaire Ray Dalio credits his success to 40 minutes of meditation per day ― here’s how he does it

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