瞑想で心を落ち着け、その後で現実に対処する──マーティン・スコセッシ

映画監督のマーティン・スコセッシは、2008年から超越瞑想を行っている。彼は、デヴィッド・リンチ財団主催のイベントのなかで「ヒューゴの不思議な発明」の撮影を思い起こし、予算も時間も大幅にオーバーして混乱が続くなか、TM(超越瞑想)が重要な役割を果たしたと語った。

「私は45分早く起きて、映画のセットに行く前に瞑想していました」。その時は、TMだけが彼の唯一の選択肢だったいう。「私たちにできる唯一のことは、瞑想して心を落ち着けることだけです。そして、その後で現実に対処するのです。」

「日夜、多くのドラマが、私たちの意識と心のスクリーンに映し出され、陰謀、憤慨、憎悪、脅威が続いています。困難な問題、痛みをともなう不安は、ちょっとしたことがキッカケとなって起こります。それは私たちを襲って、私たちの心をつかみます。それらは即座に起こるので、それが現実だと思ってしまうのです。それに対する共通の反応は、それに耐えること、言い換えれば、苦しむことです。

私は、人生は常に苦しみであると固く信じてきました。しかし最近は、そんなに苦しむ必要はないかもしれないと思うようになったのです。人生というものは、予想通りにはいかないものです。過去数年間、私は超越瞑想を行ってきました。それが私の人生に与えた影響について説明するのは難しいのですが、いくつかの言葉で表現すると、落ちつき、明瞭さ、バランス、認識力が得られました。瞑想は私のなかに違いを生み出しました。」
 

Source:
・ニューヨークの慈善コンサート(2010年12月)に寄せたマーティン・スコセッシ監­督のビデオ・メッセージ・「マーティン・スコセッシとレイ・ダリオが、創造性、瞑想、成功について語る」

 
◆イベントでのマーティン・スコセッシと経営者のレイ・ダリオ

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