アメリカの雑誌「Variety」に「リンゴ・スターが、ポール、瞑想、なぜロサンジェルスが好きなのかを語る」という記事が掲載された(2014年1月28日)。以下は、瞑想に関する部分の抄訳である。
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リンゴ・スターは、1月20日にデヴィッド・リンチ財団から「平和と愛の生涯」賞を授与され、1月26日のグラミー賞では、「生涯業績賞」を受賞した。
リンゴ・スターは今年で73才だが、20才以上若く見える。顔にはしわがなく、足取りはしっかりしていて、軽快である。デヴィッド・リンチ財団主催の記念コンサートでは、ピーターパンのようにステージの上で跳ね回っていた。
彼の周りにいた他のミュージシャン、ピーター・フランプトン(63才)やジョー・ウォルシュ(66才)と比べると、彼はまるで少年のように見える。
コンサートの最初に、デヴィッド・リンチは「リンゴはみんなに愛されている」と語った。そして最後には、ジム・キャリーやジェフ・リンなどの友達もステージに上がって、みんなで一緒に歌っていた。
どんなときもピースサインを欠かさないリンゴは、まさに「平和と愛」をイメージさせるキャラクターだ。
もし「あなたが受けとる愛は、あなたが与えた愛に等しい」としたら、リンゴはすでに十分な愛を生み出しているのだろう。
先日、ハリウッドで行われたインタビューで、「僕が健康なのは、ベジタリアンだからだ」と語っていた。また週に3日はトレーナーを雇って、運動しているそうだ。瞑想も毎日行っている。それは、1967年の夏に、ビートルズがマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの瞑想法を学んだときから続けている習慣だ。そして今も、超越瞑想を学生や退役軍人に教えるデヴィッド・リンチ財団の活動を支援している。
これまでの彼の3枚のCDを聴くと、そのテーマが平和と愛であるとわかる。最初にソロ活動を始めたときから、彼のメッセージはほとんど変わっていないのだ。