教育

Contents

TMによる教育の効果

超越瞑想と教育の真の目的──子供の完全な発達

700の学校がすでにTMを採用しています。また、世界中で、それを支援する政府も増えています。

このページで紹介していること

・教育におけるTMの成功例を示す資料
・教育におけるTMに関する32件の科学的研究の概観
・世界中の学校でTMが成功の秘訣となっている理由
・いくつかのTVニュースの動画

教育におけるTMの成功例を示す資料

・ニューヨークタイムズは、2005年の「今年の最高のアイデア」のリストに、「学校がTMを取り入れる」というアイデアをトップに選びました(ニューヨークタイムズの記事「公認された至福」をご覧ください)。
これは学校におけるTMの効果をメディアが肯定的に報道した一例です。

・ブラジル政府は、38,000校の公立学校にTMを導入することを決定しました。それによって、約3,000万人の子供たちがTMを学ぶことになります。

・サンフランシスコの20,000人の教職員のトップに立つ教育長は、複数の学校でTMの導入が成功したのを切っ掛けに、全米の学校に向けてTMを導入するよう情熱的に呼びかけました(スピーチの詳細は、「米国の『今年の最優秀校長』の言葉」をご覧ください)。

教育の本当の目的

教育の目的は、子供たちの能力を完全に発達させることです

超越の体験を与えることで、子供たちの能力を完全に発達させるという教育の真の目的を、簡単に達成することができます。すぐに時代遅れになる情報をできるだけたくさん詰め込もうとする方法では、教育の目的を達成することはできません。

このサイトの「TMによる知能の効果」のページには、超越の体験がどのように脳を発達させるかが説明されています。

TMを行っている子供たちは他の子供たちよりもIQや創造性がより速く成長します。ADHDの症状は自然に消えていき、いじめや暴力も自然になくなります。現代の教育から見ると信じがたいと思われるかも知れませんが、これがTMを学んだ子供たちに実際に起こっていることです。

子供たちの完全な発達は、知的能力の発達だけに限りません。超越の体験は、自信、道徳的な判断力、調和的な人間関係を築く能力(「自分自身になる」参照)、精神の健康のバランス(「人間の最高の体験」参照)、 体の健康を発達させます(「TMによる健康全般の効果」参照)。

こうした知的能力以外の面も、子供たちの完全な発達にとっては非常に重要であり、これら全ての能力が、子供達の人生に成功をもたらすのです。超越するという生命の源へと飛び込むことによって、これら全ての側面が同時に成長していきます。

科学的研究

教育におけるTMの効果は、多くの科学的研究によって確認されています

最近、超越瞑想を採用しているサンフランシスコのいくつかの学校で、TMの効果を調べる調査が行われました。
研究者たちが、20の異なる要素について調べた結果、特に、『恐怖』、『うつ』、『不眠の改善』に大きな効果が見られました。その他にも、TMが採用された学校では、『生徒と教師の関係の改善』、『問題解決能力の向上』、『教師の欠勤の減少』、『いじめや暴力の減少』などが見られました。
(詳しい情報は、CWAE のウェブサイトをご覧ください。外部ページが別サイトで開きます。)

この研究は、学校の生徒たちへのTMの効果を調べた研究の一部にすぎません。全ての研究(32件)の概要と参考文献については、教育の科学的調査のページをご覧ください。

これらの研究によって、TMを行っている生徒たちには、次のような効果が現れることが確認されています。

  • 知能や創造性の向上
  • 学業成績の向上
  • 学校におけるストレスの軽減
  • 眠気の減少
  • 記憶力の向上
  • 新しい概念の学習速度の向上
  • 生徒たちの態度の向上
  • 他人への感謝の増大
  • 自信の増大
  • 自己実現の成長
  • エネルギーの増大
  • 道徳的な判断力の向上
  • 身体の健康の向上

世界で最も成功を収めている学校の秘訣

世界で最も成功を収めている学校の秘訣は、超越の体験を与えることです

教育に対する超越瞑想の効果を最もよく現しているのは、米国アイオワ州の「啓発の時代のマハリシ・スクール」です。
この学校は、教育に対する超越瞑想の効果を実証するプロジェクトとして、30年ほど前に設立されました。この学校では、子供たちは通常のカリキュラムの一貫として超越瞑想を行っていますが、設立以来、このモデル・プロジェクトは大きな成功を収めてきました。

一般的に、評判の良い学校は優秀な生徒だけを入学させることによって、その評判を保っています。
それに対して、マハリシ・スクールは、入学したい子供を成績には関係なく受け入れています。それにも関わらず、マハリシ・スクールの最終学年の生徒たちは、標準的な学力テストで常にアメリカの上位1%に入っています。また、生徒たちの95%が大学に進学しています。

この学校は、アイオワ州の他の500の学校が参加するコンテストに定期的に参加しています。アイオワ州はアメリカでも最も教育レベルが高い州ですから、この州のコンテストで入賞するのは容易なことではありません。それにも関わらず、マハリシ・スクールは、これまでにスポーツ、演劇、科学、芸術などの100以上のコンテストで優勝し、各分野を専門に教えている学校にも何度も勝っています。(この項目の最後にあるマハリシ・スクールの動画をご覧ください)

その中で最も印象的なのは、創造性を競う競技会の結果です。
マハリシ・スクールの生徒たちは、毎年、「国際デスティネーション・イマジネーション競技会」に参加して、世界中の最も創造的な10万人の生徒たちと創造的な問題解決能力を競っています。彼らは、これまでに世界大会で四回優勝し、世界中のどの学校よりも多く10位以内に入賞しています。

この学校の校長アシュレー・ディーン博士は、2009年に来日して、TMを取り入れた「意識に基づく教育」に関する講演会を行いました。
多くの教師、両親、教育に関心のある人たちがこの講演会に参加して、いくつかの学校がTMの導入を検討し始めています。

TMの学校導入を支援する著名人が増えています

ハリウッドの映画監督デヴィッド・リンチは、40年以上にわたって超越瞑想を行っています。彼はマハリシ・スクールを訪問して感銘を受け、他の学校の子供たちもTMが学べるように、TMの学校導入を支援するデヴィッド・リンチ財団を設立しました。最近では、財団の活動は拡大して、刑務所の受刑者や退役軍人に対する支援も行っています。

リンチ監督の他にも、オプラ・ウィンフリー、クリント・イーストウッド、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、モービー、シャリル・クロウ、エディー・ヴェッダー、ジェリー・サインフェルド、ラッセル・ブランド 、ケティ・ペリーなどTMを実践している著名人が、この財団の活動を支援しています。

デヴィッド・リンチ財団の活動を通して、これまでに世界中の700以上の公立および私立の学校の生徒たちが超越瞑想を学んでいます。アメリカだけでも、1,000以上の学校が順番待ちのリストに登録されており、世界各地でTMの導入を望む学校が増えています。

体験者の声

NBC News:デトロイトの学校が超越瞑想を採用

CBS Sunday Morning:世界で最も成功している学校

医師が解説! 超越瞑想が青少年問題に与える可能性とは?

クラーク博士:子供は10歳から超越瞑想を始めることができます。副作用はありません。研究の結果、集中力や心の明晰さの向上、学校の成績の向上、知能、創造性、自己評価の向上といった有益な副作用しかないことが確認されています。10歳未満の子供は、特別なウォーキング法を学ぶことができます。それは調和と安定をもたらす効果があることがわかっています。

スティクスラッド博士:不安は子供たちには非常に起こりやすいことです。実は、とても多くの子供たちは不安症でありながら、診察を受けていません。人々が子供たちの不安を十分深刻には受け止めていないためです。ですがそれは深刻に受け止めるべきです。なぜなら、不安症は精神衛生上の他の問題につながるからです。成人でうつ病になった人たちを調べると、彼らのほとんどすべてが子供の頃に不安症を経験しています。

ストレスに関して世界一流の専門家のひとりは、うつ病とはストレス反応が疲れ果ててしまう結果であると考えています。つまりこういうことです。あなたが子供で、不安になることが多いとすれと、あなたのストレス反応(闘争・逃避反応)は絶えずあなたを守ろうとして、あなたの脳とあなたの身体をストレスホルモンでいっぱいにします。それはしばらくの間は有効に働くかもしれません。ですが結局は、そのストレス反応のシステムは疲れ果ててしまいます。それが疲れ果てると、あなたはもうお手上げの状態になってしまうのです。

子供の不安障害は、パニック障害、分離不安障害、全般性不安障害のいずれであっても、そのほとんどが一過性のものであり、やがては治っていきます。しかし、不安の問題を抱える子供たちはかなりの割合で、その障害を再発させています。ですから再度言いますが、後になって精神的健康の問題を発症するかどうかを予測するために一番良い方法は、子供の頃に不安症を経験したかどうかを調べることです。

だからこそ専門家たちは「子供たちの不安症は治療しなければならない」と言っているのです。あなたに不安を抱えた子供がいるのであれば、それを治療しなければなりません。子供の苦しみを軽くするためだけではありません。あなたが治療してあげないと、子供の不安はさらに悪化するおそれがあります。子供たちの不安の問題を効果的に治療できれば、彼らがうつ病を発症したり、常習行為に走ったり、精神衛生上のその他の問題を起こす可能性は大幅に少なくなります。

スティクスラッド博士:子供の不安に対処するための、もっとも実証されている方法のひとつは、自らを深くリラックスさせる方法を子供に教えることです。

超越瞑想は、不安の問題を抱えた子供たちの治療だけでなく、不安障害の予防のためにも、きわめて重要な手段になると私は考えています。というのは、不安障害とは基本的には闘争・逃避反応が過剰に働いていることの反映だからです。また私たちは、研究の結果から、超越瞑想を実践すればその闘争・逃避反応が徐々に正常化(あるいは効率化)することを知っています。

スティクスラッド博士:私たちは、人々を決して不安にさせたくないと思っているわけではありません。何か脅威になるものがあるとき、あなたは多少は不安を感じていたい、多少のストレスは感じていたいと思います。なぜなら、そうすることで、あなたは天敵とか危険な状況から逃げ出させるからです。自然は、闘争・逃避反応によって危険に対応できるようなプログラムを私たちを組み込んでいるのです。

私たちに必要なものは、本当の緊急事態の際に対処できる最適のストレス反応です。そのようなストレス反応は緊急事態が過ぎれば消え去るので、私たちのストレスホルモンは正常になり、不安や心配や強迫観念を慢性的に感じることはありません。

子供たちが不安症や、幼年期・思春期の慢性不安に起因する病気を発症させないように予防する上で、超越瞑想はきわめて大きな役割を果たしうる可能性をもっています。

クラーク博士:不安や抑鬱はストレスによる症状です。大人が仕事や人間関係でストレスを受けているのと同じように、子供や若者もしばしば家庭や学校でストレスを受けています。

研究の結果、超越瞑想はストレスを軽減するだけでなく、内面の幸福感を高めるので、順応性、社交的な能力、自己評価を改善することが証明されています。子供と若者が超越瞑想プログラムを学ぶと、彼らは外から認めてもらおうとするのではなく、自らの内側から自己を認めるようになる傾向があります。それによって主体性が高まり、周囲からの圧力の影響を受けにくくなります。

研究の結果、超越瞑想を規則的に実践すれば、生徒の学業成績や社交的技能が有意に向上することがわかっています。生徒が超越瞑想を実践している学校の特筆すべき例のひとつは、アイオワ州のフェアフィールドにある「啓発の時代のマハリシ・スクール」です。その学校では生徒たちが学業、芸術、スポーツで高いレベルの成功を上げています。

クラーク博士:聡明な生徒が、ストレスを受けているか抑鬱や倦怠を感じているために、学校での勉強に身が入らないというのは時々あることです。しかし、超越瞑想を学び、それを規則的に実践すれば、ストレスや抑鬱や倦怠からくる症状は軽減します。そして、内面の輝きや喜びが増してくるので、他人や環境を正当に評価する能力も高まります。本当に聡明な生徒は、知的であるだけではありません。知性だけが子供たちの学校の成績を上げたり、生徒たちを十分に成長させるのではありません。真に健全で聡明な生徒は、健康で、幸福で、社会に順応しています。

クラーク博士:肥満は、子供や若者の健康面の大きな懸念材料です。残念なことに、過去20年間で肥満症は流行病になっており、肥満が健康面に及ぼす影響は長期的です。子供のときに肥満症になると、その後の人生で糖尿病や心血管系疾患を発症する可能性があります。

肥満症には悪い食習慣と運動不足の両方が関連しています。超越瞑想の実践者がよく報告するのは、瞑想を開始すると身体との調和感が増してくるということです。これは超越瞑想が深い休息をもたらし、ストレスを解消するためです。体と心へのメッセージのフィードバックを妨げているのは疲労やストレスです。子供たちが規則的に瞑想をして、鋭敏さや明晰さが増してくるのを感じると、より健康に有益な食事や活動を選ぶ傾向が強くなります。

超越瞑想に関する研究では、それによって活力が高まり、生理のバランスが増すことがわかっています。規則的に実践すれば、無気力になっている人々でも、肉体的な活発さが増してくる傾向があります。以上の理由から、超越瞑想の実践は、肥満の子供たちが健康のためにできるもっとも重要なことであると言えます。

クリストファー・クラーク(M.D.)は、イェール大学医学部精神医学科を卒業し、ワシントン大学から児童心理学の研究奨学金を受けました。そして20年以上にわたり開業医として診療にたずさわり、現在はフロリダ州ベロビーチで精神科医をしています。

ウィリアム・スティクスラッド(Ph.D.)は、臨床心理学者で、学習障害、注意障害、社会情緒的障害を専門とするグループ診療所、ウィリアム・スティクスラッド&アソシエーツ(メリーランド州シルバースプリング)のディレクターです。また、ワシントンDCの全国児童医療センターで非常勤スタッフを務めています。

教育の研究

科学的研究:教育と超越瞑想

知能の発達──大学生のIQの向上

Personality and Individual Differences 12: 1105–1116, 1991

超越瞑想およびTMシディプログラムを実践した大学生はIQが有意に向上しました。これまでの科学の知識では、知能の成長は18歳ぐらいで止まると考えられていて、実際、対照グループではIQは上がりませんでした。TMグループと対照グループとの間に生じた差に対するp値は<.0001でした。
(p値については、「p値とは?」を参照してください)

生徒の創造性成長の促進

Intelligence 29: 419–440, 2001

台湾での中高生362人が、TMグループおよび3つの対照グループの4グループに無作為に分けられました。
3つの対照グループは、1) 休息をとるグループ、2) 黙想法の瞑想を実践するグループ、3) 特に何も指示されていないグループです。
6~12カ月後にTMグループは、3つの対照グループと比較して、「全脳創造性」の尺度など、5種類の知的能力の尺度で有意な向上を示しました。
この成長の差は非常に顕著であり、かつ一貫性があったので、その結果が偶然である確率は12億分の1(p=.0000000008)でした。TMグループの生徒はストレスの徴候も有意に減少していました。
(p値については、「p値とは?」を参照してください)

生徒の学業成績の向上

Education 131: 556–564, 2011

超越瞑想の指導を受け、学校内で1日2回の実習を行った高校生は、3カ月の実習後、対照グループの生徒と比較して、数学と国語(英語)の成績が有意に改善しました。

生徒の試験の成績の向上

Education 107: 49–54, 1986

超越瞑想の指導を受けた中高生は、1学年度内に、基本学力の全国標準テストの成績が有意に向上しました(読解 p<.01、数学 p<.001)。

大学生の学業成績の向上

Scientific Research on Maharishi’s Transcendental Meditation Programme: Collected Papers, Volume 1: 396–399, 1977

超越瞑想の指導を受けた大学生は、対照グループの大学生と比較して、TM指導後の3回の試験期間における平均の試験成績(成績評価点平均)で有意な向上を示しました。(p=.0003)

TMの実践期間の長さ、学業成績、およびIQの間の相関性

Abstracts of Papers of the Annual Meeting of the Mid-western Educational Research Association, 1988, p.6, Chicago

超越瞑想の実習をカリキュラムに取り入れている高校の生徒を被験者とした研究で、超越瞑想の実践期間の長さは、学業成績(r=.52、p<.001)とIQ(r=.59、p<.01)のどちらとも有意に相関していることが分かりました。

台湾の学生の知能成長率の向上

Intelligence 29: 419–440, 2001

台湾の中高生362人が、TMグループおよび3つの対照グループの4グループに無作為に分けられました。
3つの対照グループは、1) 休息をとるグループ、2) 黙想法の瞑想を実践するグループ、3) 特に何も指示されていないグループです。
6~12カ月後にTMグループは、3つの対照グループと比較して、5種類の知的能力の尺度で有意な向上を示しました。そのうち2つは知能に関する尺度で、「実際的知能」(p=.00009)および「流動性知能」(p=.001)が有意な向上を示しました。また、TMグループの生徒は、対照グループと比較して、ストレスの有意な減少も示しました。

大学院生の学業成績の向上

British Journal of Educational Psychology 55: 164–166, 1985

超越瞑想を学んだ工学部修士課程の学生は、6カ月後、同じ課程の無作為に選ばれた対照グループの学生と比較して、標準試験の成績の向上を示しました。

教育の成果の改善

Modern Science and Vedic Science 1: 471–487, 1987

TMシディプログラムを学んだ学生は、9カ月の間に統合性が向上していることが分かりました。この研究では自由回答形式の面接を通して、被験者に人生で重視している経験について表現してもらい、第三者の面接官がそれに対して評価を行いました。
統合性は、個人の価値評価体系の統合の度合い、つまり、一つの基本的な価値観もしくは人生観がどれくらいを個人の価値評価の中心をなしているかという観点から測定されました。

学校における行動面の問題の減少

Health and Quality of Life Outcomes 1: 10, 2003

正常収縮期血圧が高い思春期の子供が、超越瞑想を学ぶグループまたは健康教育を受ける対照グループに無作為に振り分けられました。4カ月後、超越瞑想を実践したグループは、常習欠席、校則違反、停学日数の減少を示しました。

生徒の活力の向上

Dissertation Abstracts International  38(7): 3372B–3373B, 1978

超越瞑想を学んだ中高生は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、活力レベルの向上を示しました。

大学生の自己発達の向上

Journal of Social Behavior and Personality 17: 93–121, 2005

超越瞑想とTMシディプログラムを学んだ大学生は、卒業後に行われた測定で、このプログラムを実践していない他の3つの大学の学生と比較して、自己実現の尺度で有意な向上を示しました。 

他者への肯定的評価の増大

Perceptual and Motor Skills 64: 1003–1012, 1987

超越瞑想を実践している大学生は、対照グループの大学生と比較して、彼らの人生で重要な人々(両親、配偶者)に対する肯定的評価が有意に高いことが分かりました。

道徳心の促進

Dissertation Abstracts International 36(7): 4361A, 1976

超越瞑想を実践している大学生は、このテクニックを実践していない対照グループの大学生と比較して、道徳的成熟度が有意に高いことが分かりました。超越瞑想をこれから学ぼうとする大学生は、学ぶ予定のない大学生と同程度の道徳的成熟度を示しました。つまり、超越瞑想の実践者が示している違いは、この瞑想を学んだ後の変化によるものであるということです。

自信の増大

Dissertation Abstracts International 38(6): 3351A, 1977

超越瞑想の指導を受けた、学習障害のある中高生は、ガイダンスグループに参加した対照グループの生徒と比較して、自己評価の向上を示しました。

生徒の自尊感情の向上

Dissertation Abstracts International  38(7): 3372B–3373B, 197

超越瞑想を学んだ中学・高校の生徒は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、自尊感情の向上を示しました。

自主性の向上

Modern Science and Vedic Science 1: 471–487, 1987

TMシディプログラムを学んだ生徒は、9カ月の間に自主性が向上していることが分かりました。この研究では自由回答形式の面接を通して、被験者に人生で重視している経験について表現してもらい、第三者の面接官がそれに対して評価を行いました。
自主性はこの面接で測定された複数の側面の一つであり、自己充足、自己依存、行動の自由さ、独立心、および状況掌握力に関する報告結果から評価されました。

自己実現と自己開発の促進

Modern Science and Vedic Science 1: 471–487, 1987

TMシディプログラムを学んだ大学生は、別の大学の対照グループの大学生と比較して、自己開発および心理学的健康の3つの尺度──創造性、自律性、固有精神性──で有意な向上を示しました。TMシディプログラムを学んだ大学生は、対照グループの大学生と比較して、健康と幸福に関する全般的な尺度と心理的統合性の尺度でも有意な改善を示しました。

生徒の寛容性の向上

Dissertation Abstracts International  38(7): 3372B–3373B, 1978

超越瞑想を学んだ中高生は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、寛容性の向上を示しました。 

大学生の記憶力の向上

Scientific Research on the Transcendental Meditation Programme: Collected Papers, Volume 1 : 385–392, 1977

超越瞑想の指導を受けた大学生は、無作為に選ばれて1日2回座って目を閉じるよう指示された対照グループと比較して、瞑想を始めてわずか40日後に、短期記憶のクラスタ化能力の向上を示しました(p<.001)。これは、思考過程を系統化する能力が向上したことを意味します。

ストレス反応の減少

International Journal of Psychophysiology 71: 170–176, 2009

超越瞑想を学んだ大学生は、瞑想を始めて10週間後、ストレス反応の減少を示しました。それに対して、この研究の後に超越瞑想を学ぶグループに無作為に振り分けられた大学生はストレス反応が増大しました。
ストレス反応の減少とは、大きな騒音というストレス刺激に生理がどれだけ速く慣れるかを測定したものです。また、超越瞑想を学んだ大学生は、対照グループと比較して、脳機能の統合性の向上および眠気の減少も示しました。

ストレス、不安、ADHDの症状の軽減

Current Issues in Education 10(2), 2008. [オンライン版]

注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されている学校の生徒が超越瞑想を学び、3カ月後に教師による査定および生徒の自己評価を行った結果、ストレス、不安、およびADHDの症状が軽減していることが分かりました。
チャート上のp値は、「不安/抑うつ」、「引きこもり/落ち込み」、「感情の問題」、「不安の問題」、「注意力の問題」、「ADHDの問題」、「総合的な問題」の下位尺度を用いた多変量検査により測定された改善に対する値であり、チャートの棒グラフは、「総合的な問題」の下位尺度での変化を示しています。

学生の情緒面の改善

Modern Science and Vedic Science 1: 471–487, 1987

TMシディプログラムの指導を受けた学生は、9カ月の間に幸福の増大を示しました。幸福の度合いは、第三者の面接官が質問用紙の回答から情緒的要素を評価することによって測定されました。 

反応時間の短縮

Personality and Individual Differences 12: 1105–1116, 1991

超越瞑想とTMシディプログラムを実践する大学生は、対照グループの大学生と比較して、選択反応時間の有意な向上を示しました。(p<.0001)

学生の眠気の減少

International Journal of Psychophysiology 71: 170–176, 2009

超越瞑想の指導を受けた大学生は、瞑想を始めて10週間後に、この研究の後に超越瞑想を学ぶことになっていた対照グループの大学生と比較して、日中に感じる眠気の有意な減少を報告しました(p<.001)。
超越瞑想を学んだ大学生は、対照グループと比較して、脳機能の統合性がより高く、ストレス刺激に慣れるのがより速いことも分かりました。

学術的活動に対する認識の深まり

Western Psychologist 4: 104–111, 1974

TMを含めた1カ月間の上級コースに参加した人々は、標準的な人々と比較して、思索的・学術的活動への認識が深まりました。

数学問題を解く速さの向上

Scientific Research on the Transcendental Meditation Program: Collected Papers, Volume 1: 385–392, 1977

超越瞑想を学んだ学生は、瞑想を40日間実践しただけで、無作為に選ばれて1日2回眼を閉じて座っただけの対照グループの学生と比較して、数学の問題をより速く解けるようになりました。

カンボジアの生徒の知能の向上

Higher Education Research and Development 15: 73–82, 1995

この研究は、大学入試に備えた補習を1年間受けているカンボジアの生徒を対象として行われました。超越瞑想を学んだ生徒は、3カ月後、他の生徒と比較して、知能検査の得点が有意に向上しました。(p=.001)

生徒の知能の向上

Dissertation Abstracts International  38(7): 3372B–3373B, 1978

超越瞑想を学んだ中高生は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、知能の向上を示しました。(p <.001)

大学生の全般的健康の改善

Journal of Instructional Psychology  22: 308–319, 1995

マハリシの超越瞑想の実践を始めたカンボジアの大学生は、3カ月後、TMの指導を受けていない他の2つの大学の学生からなる対照グループと比較して、身体的・精神的・社会的諸要素から構成される全般的健康に改善が見られました。

学習の効率性の向上

International Journal of Neuroscience 15: 151–157, 1981

TMシディプログラムの指導を受けた学生は、1年後、学習の効率性が向上していることが分かりました。学習の効率性は、コンピューター上で概念学習の課題に取り組むことによって測定されました。学習の効率性の向上とは、一つの課題を学習するとき、その解答に関係する情報を見つけ出す能力が高まることを意味します。 

新しい概念の効率的学習

International Journal of Neuroscience 15: 151–157, 1981

TMシディプログラムの指導を受けた大学生は、同じ大学の学生からなる対照グループと比較して、概念を学習する効率性の指標で有意な改善を示しました。

生徒の創造性の向上

Dissertation Abstracts International 38 (7): 3372B-3373B, 1978

超越瞑想を学んだ中学・高校の生徒は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、創造性の向上を示しました。(p <.001) 

創造性の向上

Modern Science and Vedic Science 1: 471–487, 1987

TMシディプログラムを学んだ学生は、9カ月の間に創造性が向上していることが分かりました。この研究では自由回答形式の面接を通して、被験者に人生で重視している経験について表現してもらい、面接官がそれに対して評価を行いました。創造性はこの面接で測定された複数の側面の一つであり、独創性・自発性・成長性の評価結果に基づいています。

能力の効果

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