子育ては喜びに満ちた経験であると同時に、大きなストレス源にもなります。忙しい毎日のなかで、自分自身を見失いそうになることも少なくありません。
そんな母親たちにとって超越瞑想の実践は、心の中心を保ち、親として、人として、よりよい自分でいるための大切な支えとなっていると経営者でもあるミラ・ダニエルズさんは言います。この記事では、2人の男の子の母親である彼女がどのようにTMを取り入れ、子育てと向き合っているかを紹介しています。
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子育てがストレスになることは、誰もが認める事実です。母親としての私の人生は忙しすぎて、毎日があっという間に過ぎていきます。だからこそ、そのストレスに対処するテクニックを日課にしていることは、信じられないほど幸運なことだと感じています。
私は子供の頃に超越瞑想(略してTM)のテクニックを学び、これまでずっと実践してきました。学校、仕事、人間関係、母親業など、人生が変化し、新たな側面が加わっても、TMの実践は、私の中心を保つ揺るぎない支えとなってくれました。生活のペースが加速すると、全体像を見失い、細部に迷いがちですが、毎日の瞑想が私に展望を与えてくれます。瞑想は、自分の役割が絶えず変化する世界で、自分自身に忠実であり続け、偽りなく、本来の自分でいる力を与えてくれるのです。
親として、ストレスを感じると、それは自分だけでなく、2人の小さな子供たちにも影響します。親として自分を大切にすることをおろそかにしがちですが、自分自身を大切にしなければ、息子たちの良い見本にはなれません。私にとってTMの実践はまさに生命線です。TMによって得られる休息と、その後に感じる新たなエネルギーは、奇跡的としか言いようがありません
私の仕事は、子供たちに善悪を教え、彼らが深い思いやりと愛情をもった豊かな人間になるように手助けすることです。そのためには、私が模範を示さなければなりません。子供たちが他の人とよい関係を築くだけでなく、自分自身ともよい関係を築いて、自信を持てるようにです。子供たちは非常に豊かな内面を持っています。自分の存在に自信が持てるように、彼らをサポートすることが非常に重要です。
TMに関する長年の研究によると、1日2回、わずか10分か15分でも瞑想をすると、ストレス、不安、うつ症状が大幅に軽減され、怒りや敵意が少なくなることが示されています。TMを行うことで、子供たちはよく眠り、より創造的に考え、より健康になり、より高い自尊心を持ち、学校や認知能力や学力テストの成績も良くなります。
これが、子供たちに超越瞑想のテクニックを学ばせることに、とてもやりがいを感じる理由です。親は常に子供たちに最高のものを与え、人生で成功できるようにしたいと考えています。超越瞑想の実践は、子供たちにとって、人生のあらゆる段階で非常に重要なものになることを私は知っています。人生の混沌の中で、ストレスを解消し、平静を見つける方法を子供たちに与えられる機会はめったにありません。どんな困難に直面しても、自分らしくあり続け、人生で本当に大切なものを見つけ出す方法を子供たちが持っていることに、私は心から感謝しています。