「TMに勝る薬はない」心臓内科医の超越瞑想の体験

セザール・モリナ医師は、高校3年のとき超越瞑想を学んだ。その後、40年にわたる瞑想の実践は、自己の啓発に役立つものであったと彼は語っている。

「高校時代に、私は自己実現に関する本を何冊か読みました。実のところ自己実現とは何を意味するのか、よく分かりませんでしたが、本当の自分を知りたいという強い思いが起こりました。ちょうどその頃、超越瞑想の講演を聞いて、それで学ぶことに決めました。

超越瞑想を始めたのは18才のときです。活発な年代ですから、20分も静かに座っているなんてできないと思いました。しかし、瞑想の指導を受けている間、非常に素晴らしい喜びに満ちた体験をして、あまりの気持ちよさに瞑想を終えたくないほどでした。

大学に入ると、規則的な瞑想の効果をすぐに実感しました。毎日の瞑想によって集中力や学習能力が高まり、以前より優秀な成績を収めるようになりました。瞑想はまた、大きなエネルギー、活力、自信を与えてくれました。多くの友達が私に起こった変化を見て、瞑想を始めたくらいです。

私は優等で大学を卒業し、イエール大学医学部に入りました。そこでもまた、TMは大きな効果を発揮しました。臨床実験や研究のために、意識が目覚めている必要があるときに瞑想をすると、バッテリーが充電される感じでした。

現在は、個人で開業している多忙な心臓内科医として、また二人の子供の父親として、一日二回の瞑想を続けています。

一日に20〜30人の患者を診察し、多くの治療行為を行っていますが、私はいつでも瞑想する時間を見つけることができます。時々、治療の一環として、患者にTMテクニックを処方することがあります。超越瞑想には心臓血管系の健康を改善する効果があることが、研究によって確かめられているからです。超越瞑想は簡単に学ぶことができ、努力のいらないテクニックであると私は紹介しています。自ら進んで病気を治そうとする人達は、すぐにTMを始めます。しかし残念なことに、一部の患者さんは、効き目のある薬だけを求めて、私の病院にやってきます。彼らは薬をとることができますが、薬には健康を高める効果はありません。

TMに勝る薬はないと私は思っています。TMには、生理のバランスを整える効果があるからです。TMは、超越意識という安らいでいながら機敏に目覚めている意識状態を生み出しますが、そのときには、すべての生理機能がバランスのとれた状態になります。心臓血管系は生理のバランスに敏感に反応するので、TMは心臓血管系の病気に非常に効果があるといえます。

またTMが生み出すバランスのとれた生理状態を維持するために、マハリシ・ヴェーダ健康法の原則に従うことも勧めています。例えば、規則的な日課、適切な食事、適度なストレッチングを行うことができます。それらは生理状態のバランスを取り戻す上で、とても効果的です。」

原文:tm.org

ハワード大学の研究によれば、超越瞑想の実践が心臓病の一因である高血圧を改善することがわかっている。この研究は、米国NBC放送でも取り上げられた。

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