瞑想で息抜き。スローダウンしても何も失うことがなかった

ニューヨークに住む、クリスチャン・ディオールの販売開発部長ドナ・ハウザーさんは、息をつく暇がないほど、過密なスケジュールをこなしていました。

そんな彼女が瞑想によって得たものは、安らぎと「スローダウン」だったと語っている体験談です。

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私は美容業界で15年以上働いてきましたが、6年前のある日、私はまるでルームランナーに乗って走り続けているようだと感じました。

5時半に起きてジムに行き、日が昇る前に5マイルを無心で走り、その後は同じ仕事や社会活動の繰り返しです。パンデミック以前の世界では当たり前のカオスを繰り返していました。自分は本当に幸せなのかと考えながら、ただ自分の人生の「すべきこと」をすべて満たしていたのです。

サインを見逃さないこと

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そんな生活を、ハワード・スターン(ラジオ・パーソナリティ)がすべて変えてしまいました。それは大げさな表現ではありません。確かに、彼が私の人生を変えるような人物だとは思いもよりませんでした。しかし、何らかのサインを見つけたときは、そのサインに注意を払う必要があります。

ある朝、私は彼のラジオ番組を聴いていました。そのとき彼の母親がうつ病と闘うために超越瞑想(略してTM)を実践していて、それで彼自身もTMを始めることになったという話に心が動かされました。

それは何か私の心に響いたのです。私はうつ病だったのか、落ち着きがなかったのか、それともただ、自分の生活を変える必要があったのか? 確信はありませんでしたが、彼の話の中に何かがあると感じました。それが何なのか分かりませんでしたが、その後すぐに、会社のすぐ近くで行われたTMの説明会に申し込んだのです。

スローダウン、心を静める時間

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TMを学んで最初に感じたことを一言で表現すると、安らぎと「スローダウン」です。私がそれを自分に許すとは、思いもよりませんでした。ただでさえ狂ったように忙しい日々を送っているのに、「これ以上、何か別のことをする時間なんてどこにあるの?」と思っていたからです。

私たちはみな、同じように感じているに違いありません。TMを始めたことで、私は自分に息をする余裕を与えました。心を静める時間を与えたのです。

私はすぐに変化を感じることができました。TMの実践は、私から何かを奪ったり、私の「自由な時間」を妨げることはありませんでした。言葉では説明できないほど、瞑想によって私の人生は豊かなものになったのです。

たった1週間、TMを実践しただけで、母がその変化に気づきました。私のことを「イライラしなくなった」と言ったのです。私はそれを褒め言葉として受け取りましたが、本当にそうだったかは定かではありません。1週間後、母もフロリダでTMのコースを受講し、私と同じように熱心に実践しています。彼女も今では「イライラしなくなった」と言われていますが、これは家族の中では最高の褒め言葉になっています。

「こうあるべきだ」は、ストレスになる

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TMテクニックは、私の正気を保ってくれるツールと言っても過言ではありません。年を重ねるごとに、外見を美しく保とうとしたり、「こうあるべきだ」と言われていることを、そのまま生きようとすると、ストレスがたまるものです。TMの実践は、私たちの注意を内側へと向けさせ、そこに安らぎの源があることを思い出させてくれます。

他のドライバーに怒鳴らなくなったとか、道をゆっくり歩いている人の後ろで、大きなため息をつかなくなったというわけではありません。やはり私はまだニューヨーカーですから。しかし、TMを実践することで、集中力と明晰さが得られ、人生のあらゆる面がよくなりました。仕事、健康、人間関係など、何もかもです。

人から「TMとは何か」と聞かれたら、「これまでに自分に与えた最高の贈り物だ」と答えています。

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ソース:What Saved My Sanity