オプラ・ウィンフリーがテレビ取材のために、「TMの町」とも呼ばれるアイオワ州フェアフィールドとマハリシ・ヴェーディックシティを訪れた。
オプラは、その町にあるマハリシ経営大学の構内のドーム型瞑想会場で、千人以上の人々と一緒に瞑想を行った。
最近のコラムで、彼女は、彼女の自身の超越瞑想の体験や、「TMの町」を訪れたときの体験について記している。以下は、そのコラムの日本語訳である。
***
自分の最高の表現を見つけること
文・オプラ・ウィンフリー
自分の最高の表現を見つけ出すこと、それが私の人生の物語です。自分とは何であるのかに関する私の個人的な定義は、常に変化してきたし、これからも変化し続けることでしょう。なぜなら、私たちが本気で成長しようと決意したときには、常に自分の新しい面や、新しい表現を発見し続けることになるからです。
今度始まるテレビ番組のために、最近、私はアオイワ州のフェアフィールドを訪れました。農業地帯にある、人口9,500人の小さな町です。そこでは夕方に交通渋滞があります。多くの人が超越瞑想を行う会場へと向かって移動するからです。それがフェアフィールドの人々が毎日行っていることです。
実際、フェアフィールドはしばしば、「TMの町」と呼ばれています。二つのドーム型の建物に集まって、みんなで一緒に瞑想しています。一つは女性用の建物、もう一つは男性用の建物です。主婦、店員、エンジニア、ウェイトレス、弁護士、母親、独身女性、そして私……。みんな静かになるという一つの目的のために、そのドームに集まりました。そして、その静けさから、すべての創造的な表現、平和、光、愛が生じてくることを私は知りました。
そのときの瞑想は、大きなエネルギーに満たされながらも、心が静まっていく体験でした。私はその瞑想を終えたくありませんでした。瞑想の後で、私は来たときよりも、ずっと満たされた感覚で建物を出ました。希望、充足感、深い喜びに満たされていました。あらゆる面から私たちを追い立てる狂ったような日常の中でさえ、そこには静けさがある、変わることのない永遠の静けさがあると知りました。その静寂の空間からのみ、私たちは最高の仕事をし、最高の人生を生きることができるのです。
ですから、私は今、静かな時間という健康的な習慣を、一日二回行っています。それは朝20分、夕方20分の瞑想です。私の会社では、TMを学びたいと希望した人全員に、TMを教えました。その結果は、驚くべきものでした。多くの人が、よく眠れるようになった、家族や同僚との関係が改善したと語っています。偏頭痛がなくなったという人もいます。あらゆる面で、社内の生産性や創造性が高まりました。
「オズの魔法使い」は言っていました。「あなたはすでに、その力をもっている」と。それを見つけるために、ただ静かになるだけでよいのです。静かになるとき、あなたは自分の最高の表現を見つける道を進んでいるのです。