ニューヨークでリブ・タイラーとショーン・レノンが、ロイストン・ランドン&スペースホッグと共に、野外のチャリティー・コンサートを行った。それは、デヴィッド・リンチ財団が行っているプロジェクト「ニューヨーク市の第一応答者の第一歩」への寄付を募るチャリティーイベントだった。
第一応答者とは、警察、軍人、警備員、ライフガードなど特殊な訓練を受けた人々のことで、今回のイベント(2013年10月)では、彼らが超越瞑想によって深刻なストレスから回復できるよう支援を呼びかけた。
アメリカ国立衛生研究所によると、第一応答者のほとんどは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の危険にさらされている軍人や救助隊員だった。なぜなら、彼らは日常的に衝撃的なストレスに立ち向かわなければならないからだ。何か重大な事件が起こると、彼らは、生命の危険性にさらされることになる。
例えば、ニューヨーク市の軍人、警察、救助隊員にとって、世界貿易センターで起こった911事件の体験は、いまなお忘れられない記憶となっている。
ABCニュースによると、911事件でツイン・タワーの攻撃に巻き込まれた人々を助けようとして心の傷を負った人は約5万人にものぼり、彼らの心の傷は全く癒やされていないという。2011年にイギリスの医学雑誌「ランセット」に発表された二つの研究によると、これらの救助隊員は、呼吸器系の病気、鬱病、心的外傷後ストレス障害に苦しみ続けている。そして、彼らの多くは、様々な癌を発症する危険性が高いと考えられているのだ。
リブ・タイラーは、デヴィッド・リンチ財団を支援しようと思った動機について次のように語っている。
「私の周りの友達や家族には、瞑想している人がたくさんいます。瞑想は、自分自身に立ち返り、心を落ち着かせて、いま自分がどこにいるのかを知るための素晴らしい方法です。」
「一日二回、超越瞑想を行うようになった最初の週から、疲れたり、くたくたになることがなくなりました。非常に深いレベルで、私の体は元気を取り戻したように感じます。1週間、眠り続けたのと同じ効果がありました。それ以来、ある意味で、全く新しい日が始まったように感じます。神経系全体が、違った形で反応しているようです。心配したり、うろたえることがずっと少なくなり、物事に落ち着いて対処できるようになりました。深く安らいだ状態で、自分の中心にとどまっています。」
このチャリティー・コンサートに参加したロイストン・ランドン(リブ・タイラーの元ご主人)も超越瞑想を始めた理由や、デヴィッド・リンチ財団を支援しようと思った動機について語っている。