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TMによる知能の効果
超越すること──大人でも知能は伸びる
研究の結果、以前には不可能と思われたことがTMによって可能になりました
一般に、知能の成長は18歳ぐらいで止まると考えられてきました。私たちの脳は18歳ぐらいで成長が止まり、それ以上成長しないので、私達にできることは年齢とともに脳が衰えるのを防ぐことだけだと理解されてきました。
しかし、これまでに行われたTMに関する研究を見ると、こうした理解を正す必要があることがわかります。IQ(知能指数)は、脳が一つの全体としてどのぐらい効率的に機能できるかに密接に関係しています。そして脳がどれくらい効率的に機能するかは、脳波の同調の度合いを測定することで知ることができます。
これまでは脳波を同調させる系統だった方法がなかったために、大人になるとIQは伸びなくなると一般に考えられてきました。しかし、TMに関する科学的調査の結果、TMによって脳波の同調が増大することが確認され、大人になってからもIQが伸びることが明らかになったのです。
( 詳しくは、「脳に対するTMの効果」をご覧ください)
こちらの大学生を対象にした研究では、TMを学んだグループはIQが大幅に伸びたのに対し、TMを学ばなかった対照グループではIQの伸びは見られませんでした。この研究のp値は0.0001以下でした。これは標準的なp値よりも500倍も高い数値です。
(p値については、「p値とは?」を参照してください)
科学的調査:知能指数とTM
知能の発達──大学生のIQの向上
超越瞑想およびTMシディプログラムを実践した大学生はIQが有意に向上しました。これまでの科学の知識では、知能の成長は18歳ぐらいで止まると考えられていて、実際、対照グループではIQは上がりませんでした。TMグループと対照グループとの間に生じた差に対するp値は<.0001でした。
(p値については、「p値とは?」をご覧ください)
TMの実践期間の長さ、学業成績、およびIQの間の相関性
超越瞑想の実習をカリキュラムに取り入れている高校の生徒を被験者とした研究で、超越瞑想の実践期間の長さは、学業成績(r=.52、p<.001)とIQ(r=.59、p<.01)のどちらとも有意に相関していることが分かりました。
台湾の学生の知能成長率の向上
台湾の中高生362人が、TMグループおよび3つの対照グループの4グループに無作為に分けられました。3つの対照グループは、1) 休息をとるグループ、2) 黙想法の瞑想を実践するグループ、3) 特に何も指示されていないグループです。
6~12カ月後にTMグループは、3つの対照グループと比較して、5種類の知的能力の尺度で有意な向上を示しました。そのうち2つは知能に関する尺度で、「実際的知能」(p=.00009)および「流動性知能」(p=.001)が有意な向上を示しました。また、TMグループの生徒は、対照グループと比較して、ストレスの有意な減少も示しました。
カンボジアの学生の知能の向上
この研究は、大学入試に備えた補習を1年間受けているカンボジアの生徒を対象として行われました。超越瞑想を学んだ生徒は、3カ月後、他の生徒と比較して、知能検査の得点が有意に向上しました。(p=.001)
生徒の知能の向上
超越瞑想を学んだ中高生は、14週間後、対照グループの生徒と比較して、知能の向上を示しました。(p <.001)
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TMの実践期間の長さと脳機能の向上との間の相関性
超越瞑想およびTMシディプログラムの長期実践者147人(平均瞑想歴9年)を対象とした研究で、TMの実践期間の長さと、視覚的記憶・非言語的知能・創造性・場独立性・反応速度・感覚神経伝達速度・運動神経伝達速度のスコアの向上との間に有意な相関性が認められました。
超越瞑想およびTMシディプログラムの実践期間が長いほどスコアが高いという結果から、超越瞑想がこれらの因子すべてに肯定的な影響を与えていることが分かります。
[Scientific Research on Maharishi’s Transcendental Meditation, Collected Papers Vol 3, 257, pp 1954-1966]
軍士官候補生の細部への注意力の向上
超越瞑想を指導された軍士官候補生は、大きな刺激のある中で特定の基準を見つける能力の速度検査の成績において有意な向上を示しました。