金融ドラマ「ビリオンズ(シーズン7が決定している)」の制作者であるブライアン・コッペルマン氏が、なぜドラマの中で瞑想シーンが出てくるのか、その理由をABCニュースのポッドキャストで語っていました。以下は「abcニュース・ゴー・コム」に掲載された記事の抄訳です。
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主人公が瞑想するのは世の中の傾向を忠実に表現している
アメリカのTVドラマ・シリーズ「ビリオンズ」では、ニューヨークの冷酷な連邦検事と野心的なヘッジファンド億万長者が瞑想するシーンが描かれています。
2人の非常に有能な人物が、瞑想して落ち着くのを見るのは珍しいかもしれませんが、「ビリオンズ」の共同制作者ブライアン・コッペルマン氏は、これが見事にはまっていると考えています。
「ストーリー的にも役柄的にも筋が通っている」と、彼はABCニュースのダン・ハリスのポッドキャストで語っていました。「というのも、ニューヨークで高い実績を誇る人達の世界を少しでものぞいてみると、たとえ彼らが心の平安を求めていないとしても、実績を高めるために、物事を実現する能力を求めているからです。そんな彼らが最も注目する鍵の一つが瞑想です。ですから、主人公が瞑想するのは世の中の傾向を忠実に表現しているといえます。
瞑想を始めて3週間で劇的に変化
コッペルマン氏によると、番組の他の共同制作者デイヴィッド・レビアン氏やアンドリュー・ソーキン氏も、超越瞑想を実践していると言います。それは著名人の間でも人気になっている瞑想法です。
「私たちの文化では、難易度が低いものは、多分やる価値がないし、それで利益を上げることなんてできないと思っています。」とコッペルマン氏は語っていました。「超越瞑想が素晴らしいのは、簡単にできる所です。だから流行るのだと思います」。
コッペルマン氏は、13年前から超越瞑想の実践を始め、1日2回、20分ほど実践していると述べていました。
「瞑想は、私にとって不安を静めるための方法でしたが、不安に伴う症状が85~90%なくなりました」と彼は話しています。「胃のもたれや、ストレスによる頭痛がなくなったのは、巨大な人生の変化です。ショービジネスで生計を立てている人間として、子供を愛する親として、外側の心配事やあらゆる不安がなくなるのは大きな変化でした。」
「今でもまだ心配事や悩みはありますが、物理的な症状や、世界を歩いるときの感じ方は、瞑想を始めて3週間で劇的に変化しました。」とコッペルマン氏は語っていました。
「素晴らしい曲を聴いたり、本を読んだりすることで、それに夢中になったり、素晴らしい芸術作品に触れて、その余韻に浸る瞬間ってありますよね。それは、その場にまさにいるという瞬間であり、それが最も悟りに近い状態かもしれません。」とコッペルマン氏は話していました。
ソース:‘Billions’ Co-Creator Brian Koppelman on Why the Show’s Main Characters Meditate