不眠症

不眠症とTM

睡眠を改善する

TMの実践者の多くが最初に気づくことは、『よく眠れる』ということです

睡眠障害はストレスに関連していることが多いと考えられています。

睡眠障害の原因の一つとして「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンの産生量の減少が上げられます。セロトニンの産生量は、ストレスから大きな影響を受けています。

ストレスによって神経系の正常な機能が乱されると、セロトニンの産生量が減少するのです。それに対して、超越瞑想を実習すると、セロトニンの濃度が自然に増加し、ストレスに関連したホルモンの濃度が減少します。
(詳しくは「TMによるうつ病の効果」を参照してください)

こうした変化は私たちの生活の多くの領域に、特に『睡眠の質』に影響をもたらします。 体に備わる治癒力が活性化されるとき(詳しくは「ストレスの解消」を参照してください)、睡眠が自然に改善されます。

医師が解説! 超越瞑想が不眠症を改善するのを助ける

クラーグ博士:不眠症には多くの原因がありますが、もっともよくある原因は不安とストレスです。もちろん、超越瞑想を実践している人々の中にも、ときどき不眠の問題に悩んでいる人がいるかもしれません。ですが、超越瞑想はストレスを減らすのに役立つので、超越瞑想プログラムを学んだ不眠症の人々のほとんどは、その症状が徐々に軽くなっていることに気づいています。

クラーグ博士 :それは、あなたが休息を必要としており、おそらく「眠りの債務」を負っていることの兆候にほかなりません。超越瞑想は深いレベルの休息をもたらすので、あなたは少しずつ「眠りの負債」を「返済」することができ、昼間は心が明晰になり活力が増してくるのを感じるようになるでしょう。

グロスワルド博士:それはぜひ聞いて欲しかった質問ですね。なぜなら、調査によれば、アメリカ人は世界でもっとも睡眠不足の国民だからです。不眠によるストレスは長い間に蓄積していきます。

そうなると、たまには普通に眠れるときがあったとしても、日常生活で毎日受けるプレッシャーのために蓄積しているストレスは、睡眠では解消できません。

睡眠で解消できるのはその日の疲れだけです。そうして疲労とストレスはたまり続けます。休暇をとったとしても、いったん普段のライフスタイルに戻れば、リラックスした状態はそう長くは続きません。そのため、だれもが、日常生活で蓄積した疲労とストレスを解消する方法を求めています。蓄積した疲労とストレスは、睡眠不足によっていっそう悪化します。

超越瞑想を規則的に実践すれば、そのように蓄積したストレスをすぐに取り除くことができます。研究の結果、超越瞑想を規則的に実践すれば、心理面の幸福も含めて、健康が改善されることがわかっています。

研究者の推定では、病気の7割から9割はストレスに関連しています。ですから、あなたがストレスを解消する方法を持っていれば、あなたの健康全般、そして生活のすべての側面が改善されるわけです。

サリナ・グロスワルド(Ed.D.)は、認知学習の分野の専門家であり、最近では、言語性学習障害児に対する超越瞑想プログラムの効果に関する先駆的な研究を指揮してきました。グロスワルド博士の研究は、PBSやABSニュースなど全米のマスコミで取り上げられています。

ジェームズ・クラーグ(M.D.)は、米国精神医学会の会員、ヴァージニア精神科医会の会長であり、また、ヴァージニア地域精神科医協会の会長を4年間務めていました。現在は、精神疾患の若者を対象とした宿泊治療プログラム「リバティ・ポイント」の医療ディレクターをしています。

体験者の声

「死という文字が、生きる喜びに変わる」

TM歴4カ月・
会社員

兄弟間、父母とのいざこざで物事が良い方向に行かず、不眠に悩まされていました。自己改善しようと滝行、座禅、睡眠術、ついには神経科に通い薬のお世話にもなりました。そして、焦りも手伝って薬を多量に飲み、交通事故、3日間の意識不明。妻は担当医に「いつ心臓が止まるともしれない」と宣言されたそうです。

その後も3年間不眠に悩まされ、特に昨年の半年間は一睡もできない日が続きました。そんな頃、ラジオでTMの話を聞き、何か良い答えが出るかも知れぬという思いでTMを始めました。

瞑想を始めると心は闇の中にスーッと入り、不思議な感覚と幸福感に包まれました。体は無限となり、宇宙そのものといった感じです。耳に入ってくる音は、ノイズの無い澄み切った音。座禅で体験した「無」とは、まったく別のものでした。私が長い間求め続けた答えは、TMにあったのです。

翌日の夜、信じがたい出来事が起こりました。眠れたのです。3年以上も不眠で悩んでいた私に、TMを始めてわずか2日目に奇跡が起こりました。いつも心の隅にあった「死」という文字が「喜び」に変わったのです。生きる喜びに! TMを始めて本当に良かった。心から感謝の念で一杯です。(TM歴4カ月・会社員・男性・東京)

不眠症の研究

科学的研究:不眠症と超越瞑想

Scientific Research on TM, Collected Papers vol 1: 41 pp 296-298

不眠症に対する超越瞑想の効果を調査した最初の研究は、カナダのアルバート大学で行われた小規模の予備的研究でした。
この研究では、不眠症患者のグループが、TMを学ぶ前の30日間、学んだ後の30日間、60日間、90日間の各期間に、眠りにつくまでの平均時間を記録しました。

その結果、眠りにつくまでの平均時間は最初は75.6分でしたが、最後の期間では15分にまで短縮され、その時点で安定しました(p<.001)。長期的な結果を見るために1年後に行われた調査でも、眠りにつくまでの時間は約15分で安定していました。

日本での大規模な研究 

Japanese Journal of Public Health 37 (10 Suppl.): 729

1989年に日本の産業医学総合研究所が行った大規模な研究では、住友重機械工業株式会社の427人の従業員が超越瞑想を学んで3カ月後に、同じ職場の対照グループ308人と比較して、眠りにつくのがより容易になったことが確認されました(p<.01)。

管理職と従業員の睡眠の質の改善

Anxiety, Stress and Coping: An International Journal  6: 245–262, 1993

自動車産業の管理職および従業員を対象とした研究で、超越瞑想の規則的な実習を始めた従業員は、同じ職場の対照グループと比較して、睡眠の質が有意に改善しました(p<.0025)。最も顕著な効果を示したのはTMの実習を規則的に続けた従業員でした。

PTSD患者の不眠症の顕著な緩和

Journal of Counseling and Development 64: 212–215, 1985

心的外傷後ストレス障害の治療を求める患者を対象とした研究で、超越瞑想を学んだ患者は、無作為に振り分けられて心理療法を受けた患者と比較して、不眠症の有意な緩和を示しました。

刑務所の受刑者の不眠症の緩和

Criminal Justice and Behavior 5: 3–20, 1978

超越瞑想を学んだ警備厳重な刑務所の受刑者は、対照の受刑者と比較して、不眠症が減少し、睡眠の質が向上しました。

不眠症の治癒

定期的な治療を受けても効果のない症状をもつインド人の患者75人(33種類の症状)が超越瞑想の指導を受け、そのうち67人は規則的な実習を続けました。長期的には、67人のうち61人の患者が、症状の大幅な改善あるいは症状の完全な消失という結果を示し、中でも24人の患者は非常に早い時期に、劇的な、予想外の完全治癒という顕著な結果を示しました。
 [Scientific Research on TM: Collected Papers vol 3, 239, pp. 1826-1829]

抑うつと不眠症の減少

TMの規則的な実習を2年以上続けている瞑想者107人を被験者とした研究で、TMグループは対照グループと比較して、抑うつおよび不眠症の症状の有意な緩和を示した(抑うつ:p<.001、不眠症:p<.05)。

[Scientific Research on TM, Collected Papers: Vol 3, 239 pp.1830-1845]

症状に対応した効果の実例

> 高血圧> コレステロール> 糖尿病> 動脈硬化> 心臓病
> 喫煙> アルコール> 薬物依存> 線維筋痛> 不眠症
> うつ病> 不安感> 情緒不安> ADHD> 衝動的行動> トラウマ

健康の効果

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