アスリートのためのアイウェアとメンタル・プログラム 【瞑想と運動/潜在能力】

アスリート向けにアイウェア(メガネ)を開発する「ディストリクト・ビジョン」

眼は人間の脳の基本的なセンサーだ。そのため眼を保護し癒やすことで脳に良い影響を与えることが可能だ。

アスリート向けにアイウェア(メガネ)を開発する「ディストリクト・ビジョン」社は、こうした考えと経験から、人間の潜在力をもっと発揮するために超越瞑想というメンタルなプログラムも提供している。
GQマガジンの記事では、創業者の一人マックス・バロットが次のように答えている。

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走る。それも長距離を美しく(できれば速く)走る。そのためには肉体だけでなく、心も鍛える必要がある。そんな信念に、異なるアプローチで到達した2人の若者が2年前に立ち上げた会社。それが「ディストリクト・ビジョン」だ。売り出したのはアスリート用の機能的かつスタイリッシュなアイウェアだが、それだけではない。走りを磨くためのヨガ&瞑想のプログラムも開発した。……

創業者のマックス・バロットは、「イヴ・サンローラン」時代にヨガと瞑想法に出会った。

「ある日、仕事を終えて街へ出て、ぶらぶら歩いていた。精神的に参っていた。そのとき、デビッド・リンチ財団の看板が目に入った。超越瞑想の教室だった。デビッド・リンチの映画は好きだし、講演も聴いたことがある。だからすぐに体験受講を申し込んだ。で、やってみたらはまった。あの日以来、ずっと欠かさずに瞑想している」

おかげでバロットには、自分たちの事業の方向性が見えた。それはアスリートに必要なモノだけでなく、走りを改善するメンタルなプログラムも提供することだった。

「瞑想をし、そのプロセスを理解すれば、もっと走りがよくなる。瞑想すると、もっと深いレベルで自分の体とつながれるからだ」とバロットは言う。最初は抵抗するアスリートもいたらしいが、今は違う。彼らの開く瞑想と走りのイベントには、平均して60人から80人が集まるという。ちなみにアイウェアの売上げも順調で、昨年は前年比300%の成長を遂げ、今やアメリカだけでも100以上のショップで販売している。

ソース:
ランニングとヨガとデザインと——「ディストリクト・ビジョン」のマックス・バロットとトム・デイリーにとって本質的に大切なもの

創業者のマックス・バロット(右)とトム・デイリー(左)