ニューヨークの会議でビジネス界、社会福祉、慈善活動のリーダーが集まり、家庭内暴力によるトラウマ性のストレスを抱える女性や子供達に超越瞑想を提供しようという提案について聴いた。この会議は、デビッド・リンチ財団の女性のイニシアティブ、ニューヨーク市家族司法省センター、家庭内暴力と闘うニューヨーク市長執務室によって開催されたものだ。
アメリカ合衆国では、9秒に一人の女性が暴力を受けている。女性に対する暴力行為が起こる最も一般的な場所は家庭のなかだ。家庭内暴力に反対する全米連合は、130万人の女性が家庭内暴力の犠牲者になっていると推定している。それだけでない。年間1千万人以上の子供たちが家庭内暴力を目撃しているのだ。家庭内暴力を経験した女性や子供は、一般にトラウマ性のストレスや、それに起因する心と体の病気──不安障害、深刻な鬱病、高血圧、不眠症、その他のストレスに関連する病気に苦しんでいる。
昨年、家庭内暴力を受けた人々の医療費や、彼らがとった700万日以上の病気休暇のために、何百億ドルもの費用がかかっていることが研究調査(PDF)によって明らかになっている。
以下のビデオ(英語)は、超越瞑想を学んだ結果、女性や子供達がストレスから解放され、正常な精神状態を取り戻すことを示している。
◆家族司法センターで超越瞑想を学んだ女性と子供達の体験報告(3:38)
◆会議での発言
CNNのキャンディ・クローリー
「米国では、数万人の女性や子供達が、暴力や虐待の衰弱させる影響に苦しんでいます。デヴィッド・リンチ財団の女性のイニシアティブは、これらの女性や子供達に、超越瞑想という科学的根拠に基づく、彼ら自身の内側に安堵と平和を見いだす手法を提供するために設立されました。」
ヨランダ・ヒメネス、家庭内暴力と闘うニューヨーク市長執務室長官
「私は、カウンセリングを受けに来る人や、私のスタッフと一緒に超越瞑想を学びました。そして、家庭内暴力の犠牲となった女性や、その子供達の人生が大きく変わるのを目の当たりにしました。超越瞑想は、そうした人々の心の傷を癒す強力な手法です。」
キャロル・クルジグ、女性のためのエイボン財団理事長
「家庭内暴力の犠牲となった人々が超越瞑想を学ぶことで、虐待による心の傷は癒され、より速く回復できることが研究によって示されています。また、超越瞑想を行うことで、彼女たちは、家族司法センターが提供する多くのサービスをもっと効果的に活用できるようになります。」
パメラ・ピーク、医師、公衆衛生修士号、
ディスカバリー・ヘルス・テレビの医療担当記者長
「今こそ内側へと向かう方法を学ぶべきです。平和、豊かな創造性、高度に統合された思考が、超越瞑想を体験している女性達に与えられる贈り物です。超越瞑想は、トラウマの悲痛な叫び声を弱めて、単純なささやきに変えることができます。トラウマを自分で扱えるようになるのです。トラウマの威力が弱まると、それにとらわれることがなくなります。」