1月20日にリンゴ・スターは、デヴィッド・リンチ財団から「Lifetime of Peace and Love Award(平和と愛の生涯)」賞を授与された。それはロサンジェルスのエル・レイ劇場で行われたイベントの一部であり、その後で記念コンサートが行われた。そのコンサートには、ジョー・ウォルシュ、ベン・ハーパー、ブレンダン・ベンソン、ベティ・ラヴェット、デイヴ・スチュワートといった著名なミュージシャンも参加した。
このイベントでは、問題の多い学校に通う若者、トラウマ性のストレスに苦しむ退役軍人、家庭内暴力の犠牲となっている女性、ホームレス、刑務所の受刑者に、超越瞑想を教えるための資金集めが行われた。
1960年代後半に、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーから超越瞑想を学んだリンゴ・スターは、長年にわたって超越瞑想を支持してきた。彼は、2004年に出版した著書『Postcards from the Boys(日本語訳「ビートルズからのラブレター」)』の中で、こう記している。
「僕はマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーからもらったマントラで、今でも瞑想している。マハリシから超越瞑想を学んだことは、僕の人生の中で最も素晴らしい経験の一つだった」。
2009年にリンゴは、同じビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーと共に、ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで、デヴィッド・リンチ財団のためにチャリティーコンサートを行った。
コンサートの前日に行われた記者会見で、ポール・マッカートニーは超越瞑想について次のように語っていた。
「超越瞑想は、一生使える贈り物です。必要なときにいつでも使うことができます。今、学校で超越瞑想を教えることが主流になってきていますが、それは素晴らしいことだと思います。」
今回のロサンジェルスでのイベントについて、デヴィッド・リンチ監督は次のように語っていた。
「私たちは音楽を通して、平和の影響を生み出したいと思っています。その思いを実現するために、世界で最も創造的で情熱に溢れたミュージシャンが集まってきて、私たちに協力してくれています。それには本当に素晴らしいことです。」