ミシガン州のデトロイトにあるクリエイティブ・スタディ大学(CCS)は、芸術とデザインの教育を行っている一流大学だ。この大学では、ストレスを取り除き、創造性を刺激する手法として超越瞑想を学生達に提供している。
「クリエイティブ・スタディ大学に入学する学生達は、非常に情熱的で、やる気に満ちています。」と大学の学生生活ディレクター、マイケル・コールマンは語る。しかし、その一方で、学生は、大きなストレスを抱えていることが問題となっている。「だからこそ、この大学の学生達には、心を落ち着かせ、自分にとって何が本当に重要なのかを知るための方法が必要なのです。」
教授のモリー・ボーレガードは、学生達のストレスを減らし、創造性を高めるために、授業の中で、意識、創造性、至福に関する講義を行い、超越瞑想を学ぶ機会を与えている。
「この授業は、学生達に心を静める機会を与えることで、この国に蔓延しているストレスを取り扱っています。瞑想を学んだ学生達が『自分は幸せだ』と言うのを聞くことは大きな喜びです。教育とは本来『学ぶことが楽しい』というものであるべきですね。」
以下のビデオ(英語)では、彼女の講義を受けている学生達が、超越瞑想を学んで、どのような反応を示しているのかを紹介している。
超越瞑想を学んだ学生は、心の安定性を得て、創造性が高まるのを経験している。以下に、ビデオで話されている学生の体験を抜粋した。
■ケヴィン(乗り物のデザイン科の学生)
「学校に一歩足を踏み入れたとたん、動いている電車に飛び乗るような感じです。みんな作品を仕上げるために、忙しく働いていて、寝る時間さえとろうとしません。……TMを始めてから、自分自身の様々な変化に気づくようになりました。これまでは生活全体が乱れていましたが、少しずついろいろなことが整ってきました。もうすぐ大学を卒業して仕事に付くので、それはよいことだと思っています。」
■チェルシー(映画学科の学生)
「初めて瞑想を体験したとき、この瞑想を一生続けることになるだろうと思いました。私は他の学生達にも、私と同じ体験をして欲しかったので、大学の授業に超越瞑想を取り入れようとしていたモリー先生の手助けをしました。長年にわって、モリー先生は、超越瞑想を学生達に与えたいという断固たる思いをもっていたからです。」
■テイラー(乗物のデザイン科の学生)
「瞑想からでてくると、とても爽やかな気分になります。まるで2時間くらい昼寝をしたような感じです。」
■エスター(写真科の学生)
「超越瞑想を学んで最初の週に、アイデアが流れ始めたことに気づきました。それはとても自然に起こりました。無理やりアイデアを引きだそうとする必要はありませんでした。ただ内側からアイデアが流れてくるのです。」
■ジュリー(グラフィック・デザイン科の学生)
「わずか20分間瞑想するだけで、その後は、非常に気分がよくなります。瞑想は、私のストレスを吹き飛ばしてくれる感じです。」
■ブリタニー(クラフト科の学生)
「TMを始めてから、いつも冷静でいられるようになりました。ガラス細工の工房で、コップが床に落ちて壊れたりしても、気にせず、作業を進めることができます。以前は、そんな些細なことでも、心が乱されていたのです。」
■ドリアン(アニメーション科の学生)
「私は自分を見つけたような感じがします。私は本当に幸せです。ただ幸せなんです。」
■マイケル・コールマン(学生生活のディレクター)
「超越瞑想は、自分の力で物事に対処する能力を学生達に与えてくれます。瞑想することで、毎日の生活で起こる様々なストレスや困難な状況に、自分自身で対処できるようになります。それが、超越瞑想に関して私が一番気に入っている点です。この大学の在学中に、学生達にそうした能力を与えることができるとしたら、それは本当に素晴らしいことです。」
■クリフ・ハリス(学問的なアドバイザー)
「学生達は、自分自身の魂の源に深く入り込み、創造が起こる地点に達する方法を必要としています。モリーが行っている授業は、学生達がどんな障害をも乗り越えて、そこへと至るのを助けています。あの内側の知識に触れて、何かを創造することができるようにしています。」