アリゾナ州トゥーソンにある美術学校は、アメリカで「静寂の時間(超越瞑想)プログラム」を最初に取り入れた学校の一つだ。プログラム管理者サムソン教師は、超越瞑想が落ち着きのない学生達の心を静めるのに役立つだろうと考えた。
「この学校は、右脳で考える視覚芸術を専攻している学生が多く、もう少し落ち着きが必要だったからです。」とサムソン教師は話している。
「学生達にとって、これは大変良い機会だと思いました。超越瞑想は学生達の創造性を引き出し、彼らの美術作品にも良い影響があるからです。」
美術学校の学生である17歳のアリスは、「瞑想の後は、自分の絵の善し悪しをはっきりとらえることができる」と言い、16歳のジョナサンは「瞑想によって創造性が高まった」と話す。
また、もう一校、アリゾナのタクソン高等学校でも、静寂の時間プログラムを採用し、素晴らしい効果を上げている。タクソン高等学校の体育部長は、次のように語っている。
「子供達は一日中、騒音にさらされています。アイポットやビデオゲーム、テレビなどを通してです。私は、子供達が毎日わずかな時間でも騒音から離れて、自分自身に注意を向けることが必要だと感じています。TM(超越瞑想)がそうさせてくれます。」
超越瞑想を取り入れたことで、学生達の望ましくない振る舞いが減少したことを学校の管理者たちは喜んでいる。こうした効果は、最近「Health and Quality of Life」誌に掲載された研究結果によっても確かめられた。その研究によれば、瞑想する学生は、無断欠席、停学、違反行為の減少するというのだ。
過去5年間に世界中で350以上の学校が、デヴィッド・リンチ財団の支援によって「静寂の時間(超越瞑想)プログラム」を採用した。超越瞑想は、学生のストレスを解消し、学業成績を上げる助けとなるが、他にも学生の創造性や知性を高める効果が科学的に検証されている。
以下のビデオのなかで、これら学校の学生や教師、学校の管理者が超越瞑想によって得られた様々な効果について話している。
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