米国のベストセラー作家マリアン・ウィリアムソン(左写真)が、「ORIGIN誌」のインタビューで自分の中心を保ち、バランスを保つために超越瞑想を行っていると語っていた。以下は、そのインタビューからの抜粋である。
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大きなゲームがこの地球上で起こっている
──あなたを最も生き生きとさせるものは何ですか?
マリアン・ウィリアムソン:私を生き生きとさせる「もの」はありませんが、生き生きとした気持ちにさせてくれる考えがあります。それは、自分自身を超えたところに私をつれていってくれる考えです。例えば、単なる自分の存在よりも、より大きなゲームがこの地球上で起こっていることを思い出させてくれる考えや、愛が奇跡を起こすという考えです。そのような愛が今、本当に必要とされています。
悲しみを尊び、自分に優しくありたい
──感情的な痛みを感じるとき、あなたはどう対処しますか?
マリアン:それは神に委ねるしかありません。痛みというものは、実は、私に痛みを与えるものを私がどう解釈しているかによります。
痛みの中には、人間が生きていく上で必要な悲しみもあります。そのような痛みは、そのための場所を作って受け入れるしかありません。私は自分の悲しみを尊び、自分に優しくしようと思います。自分を悲しませているものが何であれ、それを乗り越えて、うまく扱うための時間を自分に与えるのです。
私は盲目だったが、今は見えている
また、自分自身の誤った考えから生じる別の感情的な痛みもあります。そうした痛みを受け入れることで、私達を別の考えへと導いてくれる出来事が起こり、そうした誤った考えから抜け出すことができます。
それは、「私は盲目だったが、今は見えている」という『アメイジング・グレイス』の歌詞のようにです。多くの場合、精神的な変容の旅を通して、最終的に痛みは癒やされます。自分の目の前のベールが取り除かれ、その痛みを引き起こす思考がどこからやっくるのかが見えてくるのです。私たちがその考えを変えない限り、痛みは残り続けます。
──混乱した状況の中で、自分の中心を保ち、バランスを保つために行っていることはありますか?
マリアン:私は1973年から、TM(超越瞑想)を行っています。
──私が話している人たちは皆、TMをやっているようです。私も始める必要がありますね。(笑い)