さまざまな瞑想法を試しても続けることがでなかったトレイシー・チップマンさん。自分は瞑想ができない人間だとあきらめていました。そんな彼女が超越瞑想と出会って、瞑想が大好きになり、自分らしく生きるためのツールになったと語っている体験談です。
Photo by Laura Chouette on Unsplash
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瞑想できなかった私
2000年代の初めに、私はオレゴン州の通信会社で働いていました。ある日、非常にデリケートで一刻を争うプロジェクトを片付けた後、ノースカロライナ州を拠点としていた顧客のブルースと話をしました。
当時の私は、幼少期の性的虐待に起因する感情的・精神的ストレスを解消するための方法を探していました。そうしたストレスが、私の人生、人間関係、幸福感、自尊心に問題を起こしていたからです。その数年前から時々ヨガを行っていて、それがストレス解消に有効であると感じていました。それで、ヨガの効果を増すために瞑想が助けになるかもしれないと興味を持ち始めたのです。
何カ月もかけて、さまざまな瞑想法を調べて、ロウソクを使ったものや、呼吸を観察するものなど、いろいろ試してみました。しかし、どの瞑想法も、学んだ後は一人で規則的に実践しなければなりません。そうした現実に直面すると、それをやらないで済むような理由や言い訳が次々と浮かんできます。それでも無理やり瞑想しようとしたので、瞑想が嫌になってしまいました。
結局、いろいろな瞑想法を試した後、無理に座るのをやめました。自分は瞑想ができない人間なのだと思い、あきらめるしかありませんでした。
瞑想が楽しみになった
顧客のブルースと話をしたとき、瞑想の話題になりました。そこで私は、これまで試してきた瞑想のことや、落ち着きがなくて、じっと座っていられなかったという結末を話しました。彼は共感し、自分もそう感じることがあったと言ってくれましたが、それでも彼は20年以上も瞑想を続けていたのです。彼が行っていたのは、超越瞑想（TM）でした。
もちろん、TMのことは聞いたことがありました。ただ、経済的な負担が大きく、これまで試してきた瞑想法と同じようなものだったらどうしようと思い、躊躇していたのです。しかし、彼との会話に刺激を受けて、これは試してみる価値があると感じ、その数週間後にはTMを学んでいました。
マントラを静かに思い浮かべた最初の瞬間から、それはとても甘く、とても簡単でした。学んですぐに、私は自分に合った瞑想をやっと見つけることができたと骨身に染みて感じたものです。それはとても大きな安堵感でした。やはり私には瞑想が合っていたのです。
TMを学んだ翌日は、瞑想するのが待ち遠しいほどでした。瞑想中の感覚が、瞑想の後も続いて、それがとても心地よかったのです。
自分らしく生きるためのツール
毎日の瞑想が大好きで、瞑想したいと思う気持ちは、その後もずっと続いています。瞑想は私の人生の一部であり、より落ち着いた、創造的な自分でいるための命綱のようなものです。もっと自分らしく生きるための助けになっています。
TMを長く続ければ続けるほど、人生で辛い出来事が起こっても、動揺したり、ピンチを感じることが少なくなりました。TMを実践していると、人生で苦しむことが少なくなると思います。私にとって、それは貴重でかけがえのない贈り物であり、自分を愛するための一つのツールです。
ブルースとの会話をきっかけに、絶妙のタイミングでTMを学ぶことになりましたが、それが私の人生のストーリー展開に、多くの素晴らしい変化をもたらしています。
ソース：A Lifeline to a Calmer, More Connected, More Creative Version of Myself
