日本経済新聞に、米ヘッジファンドの創業者レイ・ダリオ(瞑想者)氏の記事が掲載された。スティーブ・ジョブズとの共通点を上げているところが興味深い。
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欧州危機などで昨年はヘッジファンドの多くが苦戦を強いられたが、脱落するライバルをよそに、レイ・ダリオは不安定な市場に打ち勝ってきた。その勢いに、ある米投資業界誌は、「レイ・ダリオは投資の世界のスティーブ・ジョブズか?」という特集を組んだほどだ。
二人の共通点は、両者とも周囲の意見に決して惑わされず、自分の力で真実を追求しようとする姿勢だろう。
ダリオはビートルズに影響され、20歳の時に「瞑想」に出会った。今も目を閉じ、黙想する習慣が続く。
「曇った窓ガラスを通して外を見ていたのが、瞑想によってガラスが取り除かれ、世界がはっきりと見えるようになった。今もその感覚は変わらない」と語ったこともある。そのあたりも、禅宗に造詣が深かったジョブズとの共通点と言えるかもしれない。
原文:米運用業界の「カリスマ」が見据える相場(日本経済新聞)抜粋
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