2001年と2010年にグラミー賞を受賞したニューヨーク在住のギタリスト、シャロン・イズビン(58才)は、世界でもっとも重要なギタリストのひとりと言われている。彼女は、9歳の頃からクラシック・ギターのレッスンを受け始め、15歳のときにコンクールで優勝。その頃から多くの観客の前で演奏し、コンサートツアーで世界中を駆け回るようになった。彼女は、17才のときに超越瞑想を学び、それ以来、毎日規則的に瞑想を行っている。
そんな彼女の静かな生活がニューヨーク・タイムズ(2015年1月2日)で紹介され、そのなかでシャロンはTM(超越瞑想)について次のように話している。
「私は17才のときから超越瞑想を行っています。朝に20分、午後に20分間です。TMは、私が本来あるべき自分になるのを助けてくれたと思います。瞑想すると、驚くほどストレスが軽くなって消えてしまうのです。ですから、自分が集中したいことに集中することができて、自分のエネルギーを肯定的なものに向けることができるのです。」
シャロン・イズビンは、多くのコンサートを行いながら、ジュリアード音楽院ギター部門の主任教師を務めている。アメリカ公共テレビで放映されたドキュメンタリー「シャロン・イスビン──吟遊詩人」では、イタリアでの彼女の音楽の生い立ち、ミネソタ州で過ごした10代の頃のエピソード、そしてシャロンと作曲家との生涯にわたるコラボレーションが紹介された。