俳優、プロデューサー、そして良き父親であるヒュー・ジャックマンは、先日、FIFAワールドカップを観戦してから、2014年ウィンブルドン男子決勝の観客席に向かう合間に時間をつくって、シリウスXMラジオの番組『ストレスなき成功』に出演した。
その番組のインタビューで彼は、仕事上のストレスや緊張を感じることが度々あると話した。彼は、緊張や怖れがあっても内に溜め込むため、心乱されるような緊張を強いられる仕事が終わった後、彼の妻が心配して「ああ、よかった。夫が戻ってきてくれた」と口に出すこともあったという。そして彼はこう話した。
「私にとって、こうした状況に対処する最善の方法が瞑想なのです。だから、オスカーの司会をする前にも瞑想していましたし、ステージに立つ前にも瞑想して、朝も瞑想して、映画のセットの中で仕事をしているときはランチタイムの前に瞑想します。瞑想することは自分をリセットするようなものです。」
「もう怖れやストレスを感じなくなった、というわけではありません。ストレスを感じている時の心の状態は、ちょうどコップのなかの濁った水のようです。それが瞑想すると、濁りが全部底に沈んで水が透きとおっていくのです。すると自分の判断がより信頼できるものになり、あらゆる面でエネルギーや時間を効率的に使えるようになるのです。他の人々の言葉に耳を傾ける余裕も出てきます。俳優にとって本当に役立つ能力は、存在すること、明晰であること、そして耳を傾けること、それだけです。ですから瞑想は、あらゆる面で計り知れないほど私の助けとなっています。」
彼によれば、ストレスとは外側で起こっている物事ではなく──オスカーの司会をすること自体はストレスではない──実際には内側で生じているものだ。だから内側の意識を変えることで状況を上手く扱うことができる。超越瞑想はそのような変化を起こすテクニックなのだ。
ヒュー・ジャックマンがTMを学んだのは24歳の時で、それは俳優として向上するためだった。のちに彼は、TMはそれよりはるかに多くのものを与えてくれたことに気づいた。
ヒュー・ジャックマンと妻のデボラ=リー・ファーネスは、デヴィッド・リンチ財団に対して、また、窮地にある人々に超越瞑想を提供するという財団の取り組みに対して協力を惜しまない。理事を務める司会のボブ・ロスがこのことに感謝の意を表したとき、ヒューは次のように応じた。
「あなた方がやっていることはとても大切なことだと思います。財団のイベントに出席すると、最高に感動的な一夜を過ごすことができます。なぜなら、この簡単なテクニックを通して、文字どおり人々の人生が救われ、永遠に変わったのを目にすることができるからです。」
このインタビューの全編は下の動画で視聴できる。
この記事は抄訳です。