マハリシがヒマラヤに隠棲していた聖地ウッタルカシには、現在、100名近くのプルシャと呼ばれる独身男性が静寂の中で生活しています。
この町から遠く隔てられた辺鄙なところにも、Amazonが荷物を配達するようになったという広告動画が公開されました。この動画には三人のプルシャ(西洋人)も出演し、彼らの住むヒマラヤの雰囲気が感じられます。
このプルシャ・プログラムに数十年参加している日本人の市毛良治教師から動画について説明してもらいました。
「この動画がアップロードされてすぐに色々な国の人たちから反応が届きました。
動画のなかで多くの家がある山村がガジョーリ村です。プルシャの居るマハリシ・アシュラム・ガジョーリは、そこから30分~40分の山道を登っていったところにあります。
配達人は、この村の住人でアマゾンに雇われていてウッタルカーシー市にあるアマゾンのオフィスで受け取っだ荷物を車道が通じているガジョーリ村まではバイクで来ます。そして、そこから荷物を背負って歩いてアシュラムまで配達します。
かなり大きなバッグを背負ってくるので重労働です。重いときには50kgになることもあると彼は話していました。購買意欲旺盛な欧米人が40人ぐらいいて、ひょっとするとウッタルカシで最大の注文客かもしれないので、動画は誇張ではなさそうです。
配達に来た人は休憩がてらアシュラムで食事をしてから村に帰ります。
山奥のため、以前は郵便局の配達人以外の宅配便が来るということは考えられませんでした。数年前にウッタルカシ市にアマゾンの配達所ができて配達する体制が徐々に整ってきました。
最初は月に一度か二度の配達でしたが、年月を経て改善し、今は数日に一度は配達に来るようになりました。そのおかげでウッタルカシ市で売られているごく限られたものを週に一回スタッフが買いに行って手に入れるだけしかできなかった状態から、アマゾンが売っているものは何でも買える別世界のような状態に変わりました。まさに、アマゾンに感謝!です。」
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