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少しずつ、少しずつストレスが溜まって……ささいなことで大爆発!【瞑想の効果/ストレス】

忙しい主婦になったつもりで考えてみてください。
朝から何もかも調子が悪いというような日があります。朝から電話はかかってくる。赤ちゃんは泣く。あわただしくてうっかりトーストを焦がしてしまう。それを見てご主人が、「おまえはいつになったらちゃんとトーストが焼けるようになるんだ!」

◆ ◆ ◆

こんなとき、皆さんはどうお答えになりますか?

「そんなこと言うなら自分で焼いたらどう」って言って、焦げたトーストを亭主に投げつけるか、情けなくなって泣き出してしまうかもしれません。
そして、ご主人が仕事に出かけた後も、一日中面白くなくて、家の中を掃除する気にもなれないでしょう。

また、同じような朝のことを考えてください。朝から忙しくてトーストを焦がしてしまいます。そんなときご主人が、「おやおや、今朝は大変だね。子供は泣くし、電話はかかってくるし」と言ってくれたらどうでしょう。
ご主人が奥さんの立場になって話してくれたことがうれしくて、ご主人を送り出した後、歌でも歌いながら掃除することでしょう。

超越瞑想を始めた人たちやその周りの人たちが歌い始めるのは、このような歌いです。人間関係における具体的で肯定的な変化も、超越瞑想を始めた人たちがすぐに気が付く変化の一つです。

ストレスの影響⑴:私たちの心の状態が、言葉や行動に表れる

◆ 望んでもいない戦争
喜びや悲しみ、人に対する好意や怒りなど、私たちの心の状態が、言葉や行動に表れます。もし、心の状態を自分で選ぶことができるとしたら、だれでも積極的で、愛情に満ち、善良でありたいと望むでしょう。惨めな思いをしたいとか、他人を不幸にしたいと望む人はいません。

ハイム・ギノット博士は、ベストセラーになった著書『親と子の間』の冒頭に次のように書いています。

「朝、目が覚めたときに、子供の生活を惨めにしてやろうと思って一日を始める親はいない。子供が少しでも悪いことをしたら、怒鳴りつけ叱ってやろうと自分に言い聞かせる親はいない。その反対である。朝起きたとき、たいていの母親は、『今日は平穏に暮らそう。怒鳴ったり、言い争ったり、喧嘩したりしないようにしよう』と決意する。

しかし、そのような善良な心がけにもかかわらず、また望んでもいない戦争が起きてしまう。またしても、自分の意に反して言いたくもないことを自分も嫌になるような調子で子供に向かって叫んでいる自分に気付くのである。」

ストレスの影響⑵:なぜ、理想の自分とは逆のことをしてしまうのか?

自分の価値観や願望や決意とは逆のことを、自分でも嫌に思うような仕方で行ってしまうということが時々あります。大きな声で叫んだり、口論したり、妬んだり、恐れたりします。そして、後になって後悔します。
そんなつもりではなかったのに、わかっていたのに『よりよい自分』に反したことを行い、後で反省します。どうして私たちはこのようなことをしてしまうのでしょうか?

ストレスの影響⑶:少しずつストレスがたまり、ささいなことで爆発してしまう

◆ ささいなことが引き金となって……
先ほどのトーストを焦がした主婦になったつもりで考えてください。
あなたには、気がかりなことがたくさんあります。家計のこと、子供のこと、考えなければならないことがたくさんあります。昨夜もベッドの中であれこれ悩んでなかなか寝つけませんでした。
朝、目覚まし時計が鳴ったときは、十分な休息がとれないまま起きなくてはなりませんでした。少しずつ、少しずつストレスがたまっていって、それがついには爆発します。ほんのささいなことでも爆発の引き金となります。夫も妻も、本当はトーストのことで怒っているのではありません。
少し考えてみればわかることですが、トーストが焦げたということ自体はたいしたことではありません。ただ、それが蓄積した緊張を爆発させるきっかけとなっただけです。

ストレスの影響⑷:怒りや憎しみの感情は、ストレスが蓄積した結果表れる

私たちは、休息を十分にとって元気なときには、めったに腹を立てません。怒りや憎しみなどの否定的な感情が表れるのは、ストレスが蓄積した結果であるといえます。
誰もがもっと大きな愛情や忍耐や思いやりをもって、よりよく行動したいと思っています。しかし、このように心で思っていても、緊張やストレスがそれを阻んでしまいます。緊張やストレスのために心が阻害され、思わず怒りの叫びを発してしまうのです。

ギノット博士は次のように述べています。

「腹を立てないという決心は、無益であるどころか有害である。平和な家庭は、戦争のない平和な世界と同じく、人間の本性を急に慈悲深く変えることで実現できるものではない。平和な家庭は緊張が爆発する以前に、系統的に緊張を緩和する計画的な方法により実現されるのである。」

超越瞑想で、ストレスや緊張から解放され、その人本来の姿を表す

◆ 計画的な緊張緩和
超越瞑想は、非常に深い休息とくつろぎをもたらしますから、まさにギノット博士の言う『計画的な方法』であるといえます。
深い休息と安らぎによりストレスや緊張の拘束から人を最も効果的に解放します。これは人間の本性を変えること、あるいはもっと適切には、人間の行動を変えることといえます。つまり、超越瞑想は、人をストレスや緊張から解放し、人がその本来の姿を表すことができるようにする方法といえます。

日常活動におけるストレスの減少

American Psychologist 42: 879–881, 1987

メタ分析の結果、超越瞑想を実践している人々は、対照グループと比較して、瞑想をしていないときでも、生理がより穏やかな形で機能していることが分かりました。生理機能の穏やかさは、呼吸数、心拍数、自発性皮膚抵抗反応、血漿乳酸濃度の値が減少するといった徴候によって示されています。

ある若い女性は次のように言っています。

「私の場合、超越瞑想を初めて一番変わったのは自分の内側にゆったりした落ち着きができたことです。そのおかげで、何でもあるがままに受け入れるということが簡単にできるようになりました。
時々緊張することもあるのですが、初めてまだ6ヶ月ですので、これからもっと良くなると思います。
人に対して腹が立たなくなったようです。怒りを抑圧しているのではありません。怒りがなくなってしまったのです。

ある男性は次のように言っています。

「瞑想を始める前は、自分に自信がなかったために、自分を守ろうとする気持が強く働いて、軽い被害妄想のような状態でした。
何とか治そうといろいろ努力してみたのですが、どの方法も長続きしませんでした。自分の努力が表面的で、ばからしく思われました。
ところが瞑想を始めて10日間ほどすると、自然に問題が解決しました。不思議なことに、自信が湧いてきて、それが揺るぎない強い自信になりました。これは100%超越瞑想の効果だと思います。」

◆ もともとある愛を表現する
非常に多くの瞑想者が、否定的な感情が消えてなくなったと述べています。

ある学生は次のように言っています。

「瞑想を始めて、一番気が付くことは、以前であればいらいらしていたようなことも今では何でもないということです。
以前には不愉快に思ったり嫌いだった人たちも、大きな気持で受け入れることができるようになりました。
心がとても安定しています。動揺することはもうないだろうと思うくらいです。人とうまくやっていくのが以前よりずっと楽になりました。」

必要なのは、もともと私たちが持っている価値を表すこと

このような体験談を聞くと、私たちに必要なのは、新しい価値観や、たえず反省することや、善いと信じることを実行しようと努力することではないとわかります。
必要なのは、私たちの内側にもともと備わっている力や愛を外側に表現できるようにする方法です。必要なのは、自然に、自発的に、私たちがもっている最高の価値を実現する方法です。
これこそ、まさに、超越瞑想が提供するものです。

原文・Jack Forem「Transcendental Meditation」より

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