超越瞑想のルーツとは?

超越瞑想はどのようにして見出されたのか?

一般的に、瞑想とは、ある言葉や音に心を集中させたり、何かをイメージすることで、心を静寂へと導く方法であると考えられてきました。しかし、そうした方法では心はすぐに飽きてしまい、何か別のものに注意が向いてしまうため、「ここにじっとしていろ」と心に命じなければなりません。

このような瞑想法では、たくさんの努力や訓練が必要となります。ですから、毎日このような方法に長い時間を費やして、より高い意識を得ようとするのは、僧侶にしかできないことです。そのような方法は、一般人には向いていません。

瞑想によって得られる深い静寂の体験は、長い歴史を通して様々な聖典のなかで語られてきましたが、それを実際に体験するのは非常に難しいとされてきました。そのような理由から、日常生活には全く役立たないものとして退けられてきたのです。

しかし、1955年に瞑想に対する全く新しい理解を持った一人の賢者がヒマラヤからやって来ました。この賢者は、大学で西洋の科学を学んだ後、当時の最も偉大なヴェーダの先生のもとで13年間学び、瞑想が実際にどのようなものであるかをよく理解していました。

この若い賢者は、彼の先生の教えから、また、彼自身の体験から、心を無理に静寂へと向かわせるのは正しい瞑想のやり方ではないことを知っていました。心が自らの「家」へと戻っていき、それ自身の無限の潜在力を発見するのは、心にとって喜びであり、楽しいことです。

心はそれ自身の本質に従って、より多くの幸福を感じる方向へと引かれていきます。より良い人間関係、より大きな家、より高い地位、より多くの知識など、心は常により大きな幸福を求めています。そして、心の源には純粋な幸福の場があるため、いつでもチャンスさえあれば、心は自動的にそれ自身の源へと戻っていこうとします。

心を無理にその源へと引き戻そうとする必要はありません。それは不自然なことであり、かえって逆効果となります。心を内側の静寂へと導く最も効果的な方法は、それが自然に起こるようにすることです。必要なのは、心を正しい方向に向けることだけです。そうすれば、心は、それ自身の本質に従って内側の静寂へと自動的に進んでいきます。

超越瞑想を世界に紹介した賢者「マハリシ」

その若い賢者は、こうした心の自然なプロセスを一つのテクニックとして体系化し、それを「超越瞑想」と呼びました。「超越」とは何かを超えていくということです。
超越瞑想によって、心は想念の最も微かなレベルを超えて、完全な静寂の状態に達します。若い賢者はこのテクニックを彼の先生から学びましたが、それを現代人に合わせて、一つのテクニックとして誰もが自分の家で実践できるようにしました。

この若い賢者は、後に「マハリシ」という称号で呼ばれるようになりました。マハリシとはサンスクリット語で「偉大な見者」という意味です。「聖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー」というのが、この賢者の正式な称号です。

マハリシは、全世界の人たちが正しい瞑想法を学べるように、世界中で超越瞑想の教師を養成しました。この自然な瞑想法が失われたのは、瞑想のやり方を正しく教える教師がいなかったためです。自然な瞑想の体験はたいへん微妙で人によって異なりますから、経験豊富な教師の注意深い指導が欠かせません。TMを本から学ぶことができないのは、このような理由によります。

超越瞑想の教師になるためには、5カ月間のコースを修了する必要があります。マハリシはこれまでに、約4万人の教師を養成してきました。そして、その教師たちが世界中でTMを教えるという方法は、たいへん大きな成功を収めてきました。これまでに世界中で1000万人以上の人たちがTMを学び、その効果は多くの科学的研究によって証明されています。

TMテクニックは、誰でも簡単に学べて、楽しく行うことができ、その効果は生活の様々な面に現れてきます。なぜなら、それは生命の源へと戻っていくテクニックだからです。真の瞑想とは、単なるリラクセーションではなく、自分自身に立ち戻って、真の自分を発見するテクニックに他なりません。
(詳しくは、「超越すること—人間の最高の体験」を参照してください)

また、マハリシは世界最古の知識であるヴェーダを科学として体系化しました。ヴェーダの健康法であるアーユルヴェーダ、ヴェーダの建築法であるスターパティヤヴェーダ、ヴェーダの天文学であるジョーティッシュ、ヴェーダの音楽であるガンダルヴァ・ヴェーダなど多くの手法を復活させて、それらを世界に紹介してきました。これらの手法はどれも、私たちを自分自身の本来の姿に連れ戻すための知識であると言えます。

マハリシは、2000年にこうした知識やテクニックをもっと多くの人たちが利用できるように「世界平和のグローバルカントリー」という非営利の世界的組織を設立しました。マハリシの後継者として、現在この組織のリーダーとなっているのは、人間の生理とヴェーダとの対応関係を発見した科学者トニー・ネイダー博士(Ph.D.)です。

次の動画は以前にカナダ国営テレビで放映されたものです。マハリシがTMについて基本的な説明をしています。

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